セミ・ホロウ・ギター

またギターを買ってしまいました。
ネット・オークションを見ていたら、ジョージ・ハリスンが使っていたギターに似た仕様のグレッチ・デュオジェットが格安で出品されているのを見つけて、思わず落札してしまったのです。

もちろん、ヴィンテージではなく、日本製のグレッチです。
日本製でも、ジョージ・ハリスン・モデルは人気があり、中古市場でも高価なのですが・・・これは、通常のモデルだったので安かったのです。

これまで、グレッチのホロウ・ボディは所有していたのですが・・・所謂ソリッド・ボディの物は初めてです。
所謂と書いたのは、グレッチの場合、ソリッド・ボディと言ってもボディ内をくり抜いた、セミ・ホロウ構造なのです。
そのため、軽いし・・・サウンドも、中音が強く、高音や低音のキレが今一つな感じがします。

グレッチのホロウ・ボディのギターは、カントリー&ジェントルマンやテネシアンなどfホールが空いていない物も多く・・・サウンドの傾向は似た部分があるような気がします。

ちなみに、現在のギブソンレスポールも、ほとんどがウェイト・リリーフと呼ばれる、セミ・ホロウ構造となってしまい・・・ギブソン社ではサウンドに影響は少ないと言っていますが、やはり、本当のソリッド・ギターとは違います。
そういえば、私が初めて手にした国産のレスポールのコピー・モデルも、ボディ内が中空構造で・・・全然、ソリッドの音がしませんでした。

もっとも、セミ・ホロウ構造がチープという訳ではなく・・・過去にも、ジョン・レノン使用で有名なリッケンバッカー325なんかもそうだし・・・フェンダーのオール・ローズ・テレキャスターもそうでした。
そういえば、何故かビートルズの仕様楽器にセミ・ホロウ構造の物が多いですね。
fホールの無いカントリー&ジェントルマンやテネシアンも使っていたし・・・実はセミ・ホロウの音が好みだったのかもしれませんね。

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グレッチ・デュオジェット 1994年製

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リッケンバッカー 320B 1982年製

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フェンダー オール・ローズ・テレキャスター 1970年製