昨日は、ビートルズといえばグレッチやリッケンバッカーのイメージが強いですが・・・後年は、より楽器のクオリティが高いギブソン製(エピフォン含む)、フェンダー、マーチンなんかに移行しているみたいだ、という事を書きました。
今日は、もう一方のリッケンバッカーについて書きます。
日本でリイシューが作られるようになったグレッチと違い、リッケンバッカーは昔と同じ工場で作られているので・・・品質の劣化は、それほ大きくないように思います。
なんでも、ビートルズの人気が去ったあと・・・197年代になると、ハードなロック・サウンドが好まれレスポールやストラトキャスターの時代となり・・・リッケンバッカー社には、組み上げ前のボディやネックなど、大量のレフトオーバー・パーツが残されたそうです。
そのため、1980年代になって、ヴィンテージ・ギターに注目が集まり、リイシューが作られるようになった時には、そのレフトオーバー・パーツが使われたと言われています。
というわけで、初期のリイシュー・モデルは、ヴィンテージとほぼ同じクオリティでした。
他のメーカーと違って、リッケンバッカーの場合には、酷使されたヴィンテージを買うよりは、価格の安い初期のリイシューを買った方がマシという可能性があります。