リッケンバッカー

昨日は、ビートルズといえばグレッチやリッケンバッカーのイメージが強いですが・・・後年は、より楽器のクオリティが高いギブソン製(エピフォン含む)、フェンダー、マーチンなんかに移行しているみたいだ、という事を書きました。
もっとも、グレッチやリッケンバッカーにも独自の音があるので、初期に録音された名曲の音を再現しようと思うと、グレッチやリッケンバッカーを使う必要があります。

そんな訳で、昨日はグレッチのギターを紹介しましたが・・・グレッチのヴィンテージは、バインディング等のセルロイドの崩壊やネック起きなどの問題があります。

今日は、もう一方のリッケンバッカーについて書きます。
日本でリイシューが作られるようになったグレッチと違い、リッケンバッカーは昔と同じ工場で作られているので・・・品質の劣化は、それほ大きくないように思います。

なんでも、ビートルズの人気が去ったあと・・・197年代になると、ハードなロック・サウンドが好まれレスポールストラトキャスターの時代となり・・・リッケンバッカー社には、組み上げ前のボディやネックなど、大量のレフトオーバー・パーツが残されたそうです。
そのため、1980年代になって、ヴィンテージ・ギターに注目が集まり、リイシューが作られるようになった時には、そのレフトオーバー・パーツが使われたと言われています。

というわけで、初期のリイシュー・モデルは、ヴィンテージとほぼ同じクオリティでした。
他のメーカーと違って、リッケンバッカーの場合には、酷使されたヴィンテージを買うよりは、価格の安い初期のリイシューを買った方がマシという可能性があります。

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リッケンバッカー 320B 1982年製
これも1960年代のパーツが使われた?

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リッケンバッカー 320 1967年製

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リッケンバッカー 360 1967年製