スーパー・ビートル

先日、フェンダー・ジャパンのオールローズ・テレキャスターについて書きました。
音は独特なのですが、メインの1本で使うにはちょっとという感じ・・・購入する人の多くも、サウンドよりジョージ・ハリソンの影響なのではないでしょうか?

そんな事を言っていたら・・・ビートルズの影響で、アンプを買ってしまいました。
ネット・オークションを見ていたら、VOXのスーパー・ビートルのヘッドが結構安く出品されていたのです。
どうせ、高額になるのだろうと思ったのですが・・・とりあえず、入札したら、他に誰も入札しなかったので、落札してしまいました。

もっとも、ビートルズの名前を冠したアンプという事で有名ですが・・・実際に、ビートルズが使用したのは、全米ツアーの時ぐらいでした。
そもそも、このアンプ、VOXと言っていますが、イギリスのJMIではなく、アメリカのトーマス・オルガンで製造されたものなのです。

ちなみに、スーパー・ビートルは、イギリス製でいうところのAC-100に当たります。
似た構成なのですが、大きく違っているところは、イギリス製のVOXは真空管なのですが、アメリカ製はトランジスタを使った回路になります。

もっとも、ゲルマニウムトランジスタなので、真空管の様なサウンドがします。
実は、同じ1967年アメリカ製VOXのCambridgeを所有していて、そのサウンドは気に入っていたのです。
それに、アメリカ製には、クライベイビーの元になったMRB(Mid Resonant Boost)という回路が組み込まれているのも良いのです。
オマケに、スーパー・ビートルにはディストーションも付いています。
もちろん、トレモロ、リヴァーヴ、トップ・ブーストも付いているので、使いこなすのは大変そうです。

イメージ 1
VOX SuperBeatle V1141 1966年製

イメージ 2
VOX Cambridge Reverb V1031 1967年製