VOXの小型アンプ

先日、ヤマハのJX20という昔のギターアンプを購入した事を紹介しました。
そのアンプを、他のアンプが置いてある部屋に保管しに行ったときに、VOXの小型アンプが2台あったのを見つけました。

以前、VOXのアンプの話をした時には、イギリス製のAC-15TBとアメリカ製のCambridge Rverb、そしてそのリイシューのCambridge30RTを紹介しただけで、たぶん、未だ紹介していないかったと思うのですが・・AD15VTとVBM1という、低価格の小型アンプがありました。

入手した当時は、結構、鳴らしたのですけど・・・その後、ほとんど使わなくなって保管してありました。

AD15VTは、モデリング・アンプに興味があった時に、真空管の回路も組み込んでいたし、値段も安かったので購入しました。
色々なアンプのシミュレートもあって、エフェクターも幾つも組み込んであるので、最初は面白がってあれこれ音を出してみたのですけど・・・確かに、音は似ているんですけど今一つ・・・玩具っぽくて、実際に使える音ではありませんでした。

価格を考えれば、当然と言えば当然ですけど、これでまともな音が出たら、本物のアンプを買う人はいないですね。
むしろ、遊びで使うと割り切れば、コストパフォーマンスの高いアンプと言えるでしょう。

もうひとつのVBM1は、クイーンのブライアン・メイ監修のアンプです。
ブライアン・メイといえば、ステージではVOXのAC30をずらっと並べていたので有名ですけど・・・レコーディングでは、ハンドメイドで製作した小さなトランジスタ・アンプを使っていたそうです。

で、そのハンドメイドのアンプを再現したのが、このVBM1というアンプで、販売当時は、あのクイーンのギター・オーケストレーションの音がすると話題になりました。

AD15VTと違い、いかにもそれらしい本格的な音がします。
他のアンプでは出しにくい音なので、存在価値はあるのですが・・・他の音を出そうとすると今一つなので、やはり使う機会が無くなってしまいました。

VOXはコルグになって、そのエレクトロニクスの技術を活かしたコストパフォーマンスの高いアンプが色々と出ているのですけど・・・やはり、音的には古い物には及ばない気がします。

イメージ 1
VOX AD15VT

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VOX VBM1 Braian May Special