何故、不適正な調査をするのでしょうか?

ニュースによると、厚生労働省による毎月勤労統計の不適切調査問題は、どんどん新事実が出てきているようです。
三者委員会による聞き取り調査の適正性や、他の統計についても飛び火しているようです。

なんか、再調査を行えば良いとか、関わった職員の問題として捉えがちですが・・・何故、こんな問題が起きたのか、もっと要因を追求してもらいたと思います。

以前も書きましたが・・・自動車メーカーの検査データ不正なんかのように、最近、この手の誤魔化しが目立っていますが・・・役所でも、こんな感じで、いい加減な仕事をしているのは、困ったものです。
公務員は国民のために仕事をするのであって、自分の役所を守るために仕事をしているのではありません。
もちろん、再調査も国会での審議も、みんな国民の税金を使っています。

先日も、各省庁の障害者雇用の偽装がありましたが・・・おそらく、統計データの不正調査なんていうのは、厚生労働省だけに限った事ではなく、他の省庁でも行われているのではないでしょうか?
なんでも、行政改革で、各省庁の統計調査を行う人員が減っているなんていう話もあります。

以前、自分の仕事に誇りを持つ人が減っていると書きましたが・・・民間メーカーでも役所でも、同じ傾向なのではないでしょうか?

そういえば、モリカケ問題で、財務省がデータを改ざんしていた時に・・・あのエリート意識の強い財務省の職員が、政治家の意向に忖度するようになってしまったのか、と思ったのですが・・・中央省庁のエリート職員も、自分の仕事に誇りを持っていなくなってしまったみたいですね。

ひょっとしたら、セクハラやパワハラなんかが大きな問題になり、ワークライフバランスとかで自分の生活を重視するような時代のため、仕事よりも自分が大事と思う人が増えたのが、いい加減な仕事が増えた要因なのかもしれません。
もちろん、セクハラやパワハラは悪い事だし・・・これは、ふと思いついた要因らしきものなのですが・・・・

なにはともあれ、厚生省の一部職員の問題ではなく、もっと根の深い問題だと思うので・・・再発防止をするのであれば、真の要因を追求する必要があると思います。
当然ですが、要因を追求する人は、仕事をおざなりしないで欲しいですね。