子供の頃の食文化

テレビを点けたら、FNS27時間テレビで「にほん人は何を食べてきたのか?」という番組をやっていました。
そこで、司会のビートたけしさんが子供の頃食べていたお米を栽培する話をしていて・・・私が子供の頃は、どうだったのか?なんて思ってしまいました。

確かお米は・・・お米屋さんが配達していたような記憶が・・・銘柄は判りません、というか、当時は、お米の品種なんて気にしていませんでした。
なんか、CMでジュースをお米屋さんが配達するなんて言っていて・・・母に頼んで、注文してもらった記憶があります。

そういえば、ホットケーキやシリアル(コーンフレーク)など、未だ庶民に馴染みのない食べ物がCMが出るたびに、母に頼んで買ってもらっていました。
今にして思えば、我が家は、別に裕福ではなかったので、母には迷惑をかけたと思います。

そういえば、子供の頃、既に存在していた食品の中にも、戦後になって庶民が食べるようになった物が多くあったようです。
カレーは、確か、油で固めたルーではなくて、缶に入ったカレー粉と小麦粉から作っていたような・・・ラーメンも、麺とスープを別に買ったものから作っていた記憶があります。
もちろん、ギョーザは、皮だけ買って、アンの部分は作って、くるんでいました。

これらの料理は、母が子供の頃にはなかったので・・・祖母から伝わった訳ではなく、料理方法を母が独自に覚えたのでしょう。
私ら子供たちに美味しい物を食べさせようと、食変化の変化の流れについて行くため、頑張ったのだと思うと、本当に頭が下がります。

もちろん、冷凍食品やインスタント食品なんて無いし・・・当時の料理は手間がかかりました。
調理器具も・・・最初は、瞬間湯沸かし器も無かったし、炊飯器も無くて・・・当然、電子レンジなんて無くて・・・プロパンガスのガスコンロだけでした。
ちなみに、水も水道でなく、井戸水をモーターでくみ上げていました。

当時の母の苦労を考えると・・・介護で、世話がやけるのなんか、大した事がないですね。