1970年代のSGカスタム

先日、1970年代のSGスペシャルについて書きました。
最近は、1970年代のレスポールやES-335なんかも高額で取引されていますが・・・意外とSGは盲点みたいな気がします。

おそらく、SGは1970年代に何度もモデル・チェンジをして、ヴァリエーションがありすぎて良く判らないというのが、敬遠される理由の一つだと思うのですが・・・その中には、変なモデルだけでなく、素晴らしいモデルもあるので・・・要注意です。
例えば、先日、紹介したSGスペシャルは、スモール・ブロック・ポジションマークでABR-1タイプのチューン・O・マチック・ブリッジ、さらにミニハムバッカー2基搭載という豪華な仕様です。
SGスペシャルというと、1960年代のドット・ポジションマーク、バータイプ・ブリッジ、P-90ピックアップ2基をイメージしていると、全然違います。

今日は、1970年代中頃のSGカスタムを紹介します。
こちらは、1960年代の物に比べると、少しグレードダウンした感じなのですが・・・そんなに遜色はないくせに、かなりお手頃な価格で取引されているのが特徴です。

ざっとスペックを紹介すると、3ピースでボリュート付きのネック、ワイド・トラベラー・ブリッジが特徴になります。
そうそう、ネック・ジョイント強度を上げるため、1960年代の物より、ネックが少し深く差し込まれています。
ゴールド・ハードウェア、スプリット・ダイヤモンドのヘッドインレイ、ブロック・ポジションマークのエボニー指板、ラージ・ハムバッカー3基というのは、1960年代と同じで高級感が溢れています。

そもそも、SGカスタムは生産量が少ないので・・・現在、1960年代のものは、見つけるのも大変で、かなり高価で取引されているため・・・もし興味があれば、1970年代のものもチェックしてみてはいかがでしょうか?

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ギブソンSGカスタム 1973~1974年製