SGデラックスとSGプロ

お彼岸だし、明日は天気が悪いと言う予報だったので、墓参りに行ってきました。

同様な事を考える人がいるだろうから墓地は混んでいるかと思ったのですが・・・新型コロナの影響か、思ったより空いていました。

墓地は屋外だから大丈夫なのでしょうけど、墓地に来るまでの交通機関を考えると、やはり控えようと思うみたいで・・・墓参り代行らしき人も見かけました。

 

さて、先週、ヴィンテージ・ギターのタマ数が減っていて、1970年代のギターまで高価になっていると書きました。

近年は高騰した1950~60年代のギターでなく1970年代のギターに狙いを定めていたので、困ったものです。

 

1970年代といっても、レスポールストラトキャスターなんかは高いので、個人的に狙っていたのがギブソンSGです。

1970年代のSGって、色々とヴァリエーションがあって、結構興味深いですね。

 

今日は、その中でも、個人的に好きなSGデラックスとSGプロを紹介します。

1971年にSGスタンダードの後継機として登場したのがSGデラックス、SGスペシャルの後継機として登場したのがSGプロです。

もっとも、1972年にSGスタンダードとSGスペシャルが復活したので、短命に終わったため、知る人ぞ知るといった感じのギターなのです。

 

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1971年製SGデラックス

レスポールのような形のピックガードと半月型のプレートにコントローラを載せているのが特徴です。

あとは、Gibsonロゴ入りのピックアップとやはりGibsonロゴ入りのビグスビー搭載、スモール・ブロック・ポジションマークといった仕様です。

なお、これは初期型なのでABR-1ブリッジですが、後にワイドトラベラーに変更されます。

 

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1971年製 SGプロ

SGデラックス同様なピックガードとコントロール・プレートですが、SGデラックスと違って、黒1プライのプラスチックです。

一方、ネック・バインディングは白黒重ねですが、外側が黒になっています。

やはりGibsonロゴ入りのP90は、このモデル独自のマウンテンリングで搭載されています。

また、ブリッジもワイド・トラベラーを簡略したような、このモデル独自のタイプで、これは初期なので、ナイロン・サドルが搭載されています。

そのほかは、1フレットにもマークがあるドット・ポジションマークやGibsonロゴ入りのビグスビーといった仕様です。

 

ちなみに、外側が黒の白黒重ねバインディングとか、半月型プレートにコントロール類を搭載するというのは、レスポール・レコーディングの影響かもしれませんね。

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1971年製レスポール・レコーディング

これもABR-1ブリッジは初期型のみ、後にワイドトラベラーに変更されました。