先日、1971年製のギブソン・SGデラックスとSGプロを紹介しました。
SGスタンダードの後継機がSGデラックスで、SGスペシャルの後継機がSGプロでしたが・・・1972年にSGスタンダードとSGスペシャルが復活したので、1年ぐらいしか製造されなかったため、知る人ぞ知るといった感じのモデルです。
ちなみに、同時期にSGカスタムもモデルチェンジしたのですが、名称はSGカスタムのまま、同様な半月形のコントロール・プレート、レスポールのようなピックガードになりました。
3本並べてみたい気もして、このタイプのSGカスタムも欲しいのですが、SGデラックスやSGプロと比べて製造本数が少ないため、なかなかビンテージ市場に出てこないので、入手できていません。
実は、同じ1971年製のSGカスタムは所有しているのですが、モデル・チェンジ直前の物で・・・いわゆる、ラージ・ガードのSGカスタムの最終バージョンになります。
実は、この最終バージョンもちょっとレアです。
普通、カスタムのラージ・ガードは白が表になっているのですが、最終バージョンだけ黒が表になっています。
ちなみに、モデル・チェンジ後の半月形のコントロール・プレートのカスタムも、レスピールのようなピックガードは表が黒になっていますし、さらにその後1972年にモデル・チェンジした後のカスタムも黒が表のピックガードです。
おそらく、1969年にSGカスタムはホワイト・フィニッシュからウォルナット・フィニッシュに変更されたのですが・・・1971年になって、ウオルナット・フィニッシュには黒いピックガードの方が似合っていると考えなおしたのではないでしょうか?
余談ですが、1970年ぐらいから、全てのSGモデルのカッタウェイ部の面取りが小さくなっていましたが、この時期になると面取りが元に戻ります。