先日は、1971年製と1973年製のSGカスタムを紹介しました。
ついでなんで、今日は、SGデラックスに置き換わった70年代半ばのSGスタンダードとSGプロに置き換わった70年代半ばのSGスペシャルを紹介します。
というか、1971年にSGスタンダードの後継機として登場したのがSGデラックスで、SGスペシャルの後継機として登場したのがSGプロだったので、SGスタンダードとSGスペシャルが復活したというのが正しいでしょう。
もっとも、復活したといっても、1971年以前のSGスタンダードとSGスペシャルはラージ・ガードでしたが、1972年に復活したSGスタンダードとSGスペシャルは、1960年代前半の様なスモール・ピックガードでした。
ネックのジョイント位置が従来の22フレットから20フレットとなり、ネック強度は増したのですが、ハイポジションでの操作性は若干低下しました。
スモール・ブロックのポジションマークでネックのバインディングはありません。
また、トレモロ・ユニットは廃止されました。
なお、これはワイド・トラベラーのブリッジですが、モデルチェンジ初期にはABR-1のものもあります。
SGスペシャルは、ピックアップがP-90に代わって黒いプラスチックカバーのミニ・ハムバッカーを搭載するようになります。
こちらも、スモール・ブロックのポジションマークでネックのバインディングはありません。
そう、SGスタンダードとの違いは、ピックアップ以外はヘッドのクラウン・インレイだけ・・・実は、若い時、この時代の改造されたSGスペシャルをSGスタンダードの中古と言われて購入した苦い記憶があります。
購入したのは大手楽器店だったのですが、騙されたのか?店員も間違えたのか?判りません。