1970年代半ばのSGスタンダードとSGスペシャル

先日は、1971年製と1973年製のSGカスタムを紹介しました。

 

ついでなんで、今日は、SGデラックスに置き換わった70年代半ばのSGスタンダードとSGプロに置き換わった70年代半ばのSGスペシャルを紹介します。

というか、1971年にSGスタンダードの後継機として登場したのがSGデラックスで、SGスペシャルの後継機として登場したのがSGプロだったので、SGスタンダードとSGスペシャルが復活したというのが正しいでしょう。

 

もっとも、復活したといっても、1971年以前のSGスタンダードとSGスペシャルはラージ・ガードでしたが、1972年に復活したSGスタンダードとSGスペシャルは、1960年代前半の様なスモール・ピックガードでした。

 

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SGスタンダード 1974年製

ネックのジョイント位置が従来の22フレットから20フレットとなり、ネック強度は増したのですが、ハイポジションでの操作性は若干低下しました。

スモール・ブロックのポジションマークでネックのバインディングはありません。

また、トレモロ・ユニットは廃止されました。

なお、これはワイド・トラベラーのブリッジですが、モデルチェンジ初期にはABR-1のものもあります。

 

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SGスペシャル 1974年製

SGスペシャルは、ピックアップがP-90に代わって黒いプラスチックカバーのミニ・ハムバッカーを搭載するようになります。

こちらも、スモール・ブロックのポジションマークでネックのバインディングはありません。

そう、SGスタンダードとの違いは、ピックアップ以外はヘッドのクラウン・インレイだけ・・・実は、若い時、この時代の改造されたSGスペシャルをSGスタンダードの中古と言われて購入した苦い記憶があります。

購入したのは大手楽器店だったのですが、騙されたのか?店員も間違えたのか?判りません。