pignose 7-100

先日、河野賢の古いクラッシック・ギターを購入したことを書きましたが、また衝動買いをしてしまいました。
今年は、将来を考えて、無駄遣いをしないと言っていたのに・・・困ったものです。

もっとも、河野賢のギターはヨーロッパに渡る前の評価が低い時代の物で、かなり安かったし・・・今回、購入したのは、御存じ、豚の鼻形状をしたツマミが特徴的なピグノーズのミニ・ギターアンプなので、これもそんなにお金はかかりませんでした。
といっても、1970年代中ごろにアメリカで製造していた時の物なので、現在売られているアジアで作られた再生産品よりは、かなり高いお値段でした。

ちなみに、オリジナルの型番はpignose7-100で、現在売られている再生産品はpignose7-100RとRの文字が付いています。
外観上では、オリジナルpignoseの文字が傾いているのが特徴で・・・ボディ内に貼られたシールが赤いマークのため、通称赤ラベルと言われています。

ピグノーズのアンプといえば、ピストル事故で死亡したシカゴのギタリストのテリー・キャス等により1973年に開発されて、エリック・クラプトンもレコーディングに使ったという事でも有名でした。

音を出してみると、出力8Wながら、結構太い音で、あまりトランジスタっぽくありません。
また、キャビネットを開けて残響音を調整できるのも、なかなか良い雰囲気です。
これなら、レコーディングに使用したというのも、判る気がします。
今回、入手したのは1970年代中頃の物なのですが・・・再生産品と音の違いは明らかなようです。

オリジナルとコピーでは、作っている人のモチベーションが違うという話もありますが・・・当時のアメリカ人が、このようなチープなアンプを一生懸命に製造していたも思えないので、音の差は、キャビネットの材質や使われている部品の質の差なのでしょうか?
そういえば、外装のレザーの質とか、ハンドル等の金属の質も現在の物より品質が良さそう。
とりあえず、古いギターアンプの方が音が良いという通説は、あてはまっているようです。

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pignose 7-100