リイシュー・アンプ

ヴィンテージ・ギターが高価になりすぎたため、中古市場でもリイシューのギターが多く流通しています。
それに続くように、ギター・アンプでもリイシュー・モデルを見かける事が多くなりました。

もっとも、ギター・アンプの場合は、オリジナルが高価になりすぎたというよりも、メンテナンスの面や使い勝手を考慮してリイシューを使うという側面もあるような気がします。
もちろん、ヴィンテージ・ギターと同様に、高価なヴィンテージ・アンプをライヴで使うのはリスクが高いから、という理由もあ・ると思いますが・・・

決まったジャンルしか演奏しないのならば、問題はないのですが・・・1台のギター・アンプで、様々なジャンルの音楽に対応するというのは難しいので、大抵の場合、何台も所有する事になります。
この点、ヴィンテージ・アンプ、特に真空管だと、良好な状態に保つにはメンテナンスが必要なのですが・・・何台もあると、手間がかかってしまいます。
この点、リイシューのギター・アンプだと、使用されている部品も新しいので、メンテナンスに気を配らなくても良いという利点があるのです。

それに、リイシュー・アンプもかなり良く出来ていて・・・比べなければ、オリジナルと音の違いが判らないなんていう優れものもあります。
そのため、実用で使うのなら、リイシュー・アンプで充分だと思うのです。

個人的には、マスター・ボリューム付きで、フットスイッチでチャンネルを切り替えられ方が、使い勝手が良いのですが・・・ヴィンテージ・アンプには、そんな機能が付いていない場合が多いのが問題です。
それに、家でアッテネーターをかまして弾くだけなので、ヴィンテージとの音の差もそんなに重要でないため・・・名機と言われるギター・アンプを楽しんでみるには、リイシューで充分だと思っています。

イメージ 1
Marshall 1987 リイシュー
初期のセンド・リターンが付いていないバージョン

イメージ 2
Fender 65Twin Reverb リイシュー