首都高横転事故

ニュースを視ていたら、首都高でダンプが横転して、積まれていた土砂が首都高や高架下の道路にまで散乱したそうです。
これにより、周囲の首都高は8時間にわたって通行止めになり、病院に運ばれた運転手は亡くなったそうです。

このニュースを聞いて、昔、大学へ通っていた頃の同級生が、やはり首都高で横転事故を起こした事を思い出しました。

この同級生は、トラックを運転するアルバイトをしていて・・・その時は、印刷して裁断される前の紙を大量に、荷台に載せて首都高を走っていたのですが・・・どうやら、積載オーバーだったようで、カーブで曲がり切れず、横転してしまったのです。

彼は、擦り傷が出来たぐらいだったのですが・・・なかなか横転したトラックの運転席から出る事ができず・・・やっと、運転席内をよじ登って上になったドアを開けたときには、既に白バイが来ていたとか・・・
何か言われるかと思ったら、白バイ警官が「ほらよ」と腕時計を渡してくれたそうで・・・横転するときに、いつの間にか腕から外れて、車外に落ちていたとの事でした。

また、彼の目の前には、積んでいた紙がそこいらじゅうにまき散らされた光景が広がっていて・・・なかには、側壁を超えて下に飛び散ったものも・・・・下を覗いてみたら、川が流れていて、水面や浮かんでいる舟の上にも、大量の紙が巻きちらされていたそうです。

で、夕方になっても、ラジオの交通ニュースでは、「首都高はトラックが横転し、積載物の回収が終わっていないため通行止めです」と、言っていたとか・・・
ちなみに、他の同級生が、たまたま、少し後を走行していて、いきなり事故で止められ、動き出すまで車内で待ったされたので・・・「誰だかしらないけど・・・・横転するなんて、とんでもない奴だ」と、思っていたとか・・・後で、事故を起こしたのが同級生だと知って驚いたそうです。

当時は携帯電話はなかったので・・・事故を起こした同級生は、電話があるところに行って、アルバイトをしていた会社へ、横転事故を起こしたと連絡したのだそうですけど・・・電話に出た会社の人は「ああ、そうですか」と、別に驚いた様子もなかったので、逆に驚いてしまったどか・・・以前にも、事故があったのでしょうか?
なお、損害は、保険で賄えたそうで・・・特にお咎めもなかったのですが・・・流石に、アルバイトを続けるのは気が引けて、辞めてしまったそうです。

今になって思えば、今日の事故の様に、命を落とさなかっただけでも良かったですね。