暗殺

昨日のNHKスペシャルは、新井浩文さん主演の「竜馬 最後の30日」というドラマでした。
なんでも、最近発見された、暗殺5日前に竜馬が出した手紙を元に、大胆な仮説を立てたというので、興味深く拝見しました。

ドラマとしては、面白かったですけど・・・手紙に書かれていた「新国家」構想の実現を望まない人による暗殺というのは・・・そんなに大胆な新説というようには思えませんでした。

ところで、暗殺と言うと、色々な説が唱えられる事が多いですね。
やはり、戦闘とか決闘のような正々堂々とした殺害とは異なり、闇に隠れてのように、こっそりと殺害するからなのでしょうか?

先日、当時の極秘資料が一部を残して公開された、ケネディ元大統領の事件も、オズワルド単独犯以外にも色々な説がありました。

そういえば、ケネディ元大統領の極秘資料の公表のときに、日本でも、国のトップが暗殺されて、真相がはっきりしない事件があるという事で、伊藤博文の暗殺について書かれた記事がありました。

伊藤博文は、ハルビン駅で安重根にピストルで射殺されたのですが・・・遺体から見つかった3発の弾丸のうちの1発は、違う角度から撃たれた小銃の弾丸だったそうです。
それに、伊藤博文は朝鮮併合に反対だったそうで・・・暗殺により、逆に朝鮮に対する強硬な意見が強くなり併合が実現したそうです。

真相は不明ですが・・・様々な説が出てくるという事は、それだけ敵が多くいたという事になります。
ちなみに、暗殺ではありませんが・・・本能寺の変でも、明智光秀の黒幕に誰かがいたという説が、あれこれ語られています。
どうやら、時代の改革者というものは、変化を望まない多くの敵を作ってしまうものなのですね。
そして、変化を望まないような人達は、暗殺のような、陰湿な手段を好むのかもしれません。