ニッポン品質の危機?

昨日は、ケネディ元大統領の暗殺事件に関する文書公開について書きました。
結果として、トランプ大統領が土壇場になってCIA等の意見を聞き、一部が公開されなかったので、ちょっと残念でした。
もっとも、この場になっても、すんなり公開できず躊躇う文書があるという事は、なにかしら公にする事ができない事実があるという意味のようにも思えます。
なにはともあれ、180日後に公開される可能性があるので楽しみです・・・って、180日もあれば、隠したいことがあれば、偽装工作が出来てしまいますね。

偽装といえば、ニュースによると、日産に続いてスバルでも、資格が無い従業員が完成検査を行っている事が発覚とか・・・
未だに影響が広がっている神戸製鋼所のデータ改ざん問題もあって、日本が世界に誇ってきた品質管理の信頼が揺らいでいます。

なんでも、スバルでは30年前から行われていたそうで、日産にいたっては1979年からという事なので、バブル崩壊以前になるのでしょうか?
社内では悪い事をしているという認識が無く当たり前に行われていたというので・・・経済的な問題が原因という訳ではなさそうです。
やはり、気の緩みみたいな感じで、品質に関する意識が薄れてしまったのかもしれません。

そういえば、2007年に食品偽装問題が話題になった事がありますが・・・あれは、コスト削減という目的で、賞味期限を誤魔化したり安い原料を使い、意図的に品質を落していました。
その点が、今回の問題とは違っているような気がします。
ある意味、悪い事をしているという意識が薄かったために、発覚せずに常態化してしまったのでしょう。

食品偽装問題の時は、ミートホープ白い恋人赤福・・・と、次々と発覚しましたが・・・幾つも騒がれていたので、この際、どさくさに紛れて自社の偽装を公表してしまおうという企業も多かったような気がします。

ひょっとしたら、今回も、品質管理のいい加減さを公表する企業が続出するかもしれません。
ある意味、気の緩みのような事が原因だとしたら、同じような企業があってもおかしくありません。
もし、多くの企業で、昔から常態化していたという事になったら、日本製品が高品質というのは幻想だった事になってしまいそうです。