当初は
ギブソンに対抗してジャズ向けの製品を作っていましたが、カントリーやロカビリー向けにターゲットを変更して成功しました。
もっとも、裏から分厚い板をくり抜いて蓋をするという、
テレキャスター・シンラインの様な構造をしています。
それも、1980年代の中ごろまでは、Xブレイシングのような構造でしたが・・その後は、センター・ブロックのようなくり抜きになっているので、
フルアコというよりは
セミアコと言っても良いかもしれません。
実は、初期の
リッケンバッカーはス
ティールギターをメインで作っていたため、ジャズをターゲットにした
フルアコはハーモニーやケイのボディに、ホースシュー・ピックアップを付けて売っていました。
その後、
テレキャスターや
レスポール等がヒット商品になった事から、1954年に斬新なデザインのコンボ・シリーズを開発し、エレクトリック市場に参入しました。
つまり、コンボ・シリーズを元に作られた
フルアコは、最初からロックンロールのような新しい音楽をターゲットにしていたのです。
トースター・ピックアップ、21フレット指板
ハイゲイン・ピックアップ、24フレット指板が特徴ですが・・・ボディ内部構造もロック向きになっています