昭和の流行歌の魅力

夕食を作りながら、「歴史秘話ヒストリア」を見ようと思って、テレビを点けたら、その前の「金曜イチから」という番組で昭和の流行歌について特集をやっていました。
「“昭和の歌”に若者も夢中!?~世代をつなぐ魅力とは~」というタイトルで・・・最近、若者に昭和の流行歌が流行しているそうです。

若者だけでなく、昭和の流行歌を好む、在日外国人も増えているというので、驚きました。
そして、外国の曲を参考にして、日本語の歌詞をつけた独特な音楽が良いとか・・・作曲家、作詞家、歌手と分業制で作っていたのが良いとか・・・色々と理由が挙げられていました。

昭和の時代を生きた者として、見ていて気になったのが・・・戦後すぐの曲も、80年代のアイドルの曲も、みんな一緒くたになって、昭和の流行歌として扱われていること。
私なんかにすると、同じ昭和と言っても、時代によってかなり違って感じるように思います。
というか、流行歌という名前の通り、時の流れによって変化しているのが当然なのではないでしょうか?

実は、そこが、昭和の流行歌が若者に流行っている理由のような気もします。
私の好きな洋楽もそうなのですが・・・最近の曲は、良いなぁ、と思う曲はあっても、衝撃を受けるような曲がほとんどない気がします。
昔の曲では、音楽シーンを変えてしまうような、衝撃的な曲が多くあったのですが・・・最近は、一部でブームになる程度で・・・全体的に見ると、音楽シーンの変化がほとんど変化が無いような気がします。
そういえば、番組でも、「あの歌を始めて聞いた時に衝撃を受けた」と、昭和の歌について語っている人が多かったような気がします。

歌は世につれ、世は歌につれ、と言いますが・・・昭和の流行歌が、夢があって元気だった時代を反映してる、というよりも・・・現在の曲が、停滞している社会を反映しているのではないでしょうか?
だから、洋楽も、昔の曲の方が魅力的だし・・・外国人に、昭和の流行歌が受けるのではないでしょうか?