ギルドCE-100D

先日、アイバニーズのパット・メセニー・シグネーチャー・モデルPM120について書きました。
フルアコの世界では、ギブソンが圧倒的に強いのですが、日本のアイバニーズも検討しています。

アイバニーズ以外では、他に、ギルドやヘリテイジなんかも頑張っています。
ちなみに、50年代ごろまでは、エピフォンがギブソンのライバルでしたが・・・業績が悪化して、ギブソンのカラマズー工場で作られるようになってしまいました。
このとき、ニューヨークに残ったエピフォンの職人を雇い入れたのがギルドです。

このため、エピフォン、ギブソン、ギルドのギターには、なんとなく共通点があるのですが・・・特に、ギルドのフルアコは、エピフォンの血筋を色濃く感じます。

余談ですが、ギブソンのカラマズー工場がナッシュビルに移転するときに、カラマズーに残った職人が作ったのがヘリテイジですから・・・こちらも血筋を受け継いでいる事になります。

一方、80年代のアコギ不振の影響を受けて、ギルドのブランドはあちらこちらへと売られてしまい、フルアコの製造も縮小されてしまいましたが・・・最近になって、往年の名機が手ごろな価格帯で復刻されています。

私が所有しているギルドのフルアコは、CE-100Dという中堅機種で、ギブソンでいうところのES-175Dにあたるモデルです。
ES-175Dと比べると、サウンドや演奏性は似ていますが、やはり微妙に違っていて・・・個人的には、ES-175Dの方が好みです。
もっとも、これは好みの問題で、CE-100Dも良質のヴィンテージ・サウンドがするし・・・ヴィンテージ市場ではES-175Dの半値程度で入手できるので、コスト・パフォーマンスは高いですね。

イメージ 1
ギルド CE-100D 1968年製