ベルギー奇想の系譜展

台風一過で、今日一日、良い天気でした。
東京は、進路から外れて被害が少なかったですが・・・大きな被害を被った地方の方は、大変だと思います。

朝のうちは、未だ風が強かったのですが・・・それも徐々に弱まり、洗濯物や布団を干して、庭の大量の落ち葉を掃いたら・・・午後、母の面会に行くまで時間が空いたので、どこかに出かけようと思い立ちました。

そこで、インターネットで調べたら、渋谷文化村のザ・ミュージアムで開催している「ベルギー奇想の系譜」展の会期が24日までなので、見に行くことにしました。

昨日、天気が悪かった事もあり・・・渋谷は多くの人が出ていて、さすが連休という感じ・・・美術館も開館10分後位に行ったのですが、既に多くの方が見に来ていました。

展覧会の内容としては・・・奇抜さを狙ったものがは多く、見ていて楽しかったですが・・・芸術性という意味で、感性に訴えかけてくるものが無かった感じです。

前半に展示してある作品は、ヒエロニムス・ボスに代表される宗教的な題材を取り上げた物が多かったのですが・・・
そこに描かれている怪物は、なんとなく愛嬌のある物が多く・・・これを見た人が怖がるなんて事があるのだろうか?と、疑ってしまいました。
むしろ、これを描いた画家達は、愛すべき怪物を登場させることにより、宗教的な制約に反発していたのではないか?なんて思ってしまいました。
七つの大罪」を題材にしていても、犯している人の方が、聖者なんかより人間味に溢れているような印象を受けました。

また、個人的にシュールレアリスムが好きなので、期待していたのですが・・・その時期の作品は、見覚えのある物ばかりで、ちょっと残念でした。

見終わって、建物の外に出たら、いつのまにか日差しも強くなって気温も上がっていました。

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「ベルギー奇想の系譜」展 チラシ、作品リスト、チケット