ザ・ストラト

ネタが思いつかないので、また所有しているギターの紹介です。
今日、紹介するのはフェンダーのザ・ストラトです。

1979年にストラトキャスター生誕25周年を記念して製造されたのが・・・以前、紹介したアニバーサリー・ストラトキャスターです。
当時、オールドの人気が高まってきたこともあり、このモデルは、4点止めのネックが復活した事が話題となりました。

そして、翌1980年に登場したのがザ・ストラトで・・・こちらは、スモール・ヘッドが復活した事が話題となりました。
しかし、このヘッドは同時期のリード・モデルのヘッドを流用したもので、オールドのストラトキャスターとは形状が違っていました。
その後、フェンダー社は、本格的な復刻モデルのヴィンテージ・ストラトキャスターの制作に取り組むようになり、ザ・ストラトのヘッド形状も改められました。

その他のザ・ストラトの仕様としては、マッチング・ヘッドやゴールドパーツと豪華なのが目をひきます。
ちなみは、ブリッジはザ・ストラト・オリジナル・タイプのゴツイ物が付いています。

また、ピックアップはX-1と言われる高出力タイプで・・・コントロールはマスター・ボリューム、マスター・トーンコントロール、2モード・スイッチとなっており・・・モードを切り替えると、ピックアップ・セレクターとの組み合わせで、
 1. フロント+センターのシリーズ(直列)接続
 2. リア+センターのシリーズ(直列)接続
 3. フロント+リアのパラレル(並列)
 4. (フロント+リアのパラレル)+ミドルのシリーズ(直列)
サウンドを得る事ができます。

これらは、おそらく、ヴァン・ヘイレンの登場による、ハムバッカー搭載ストラトやアーミング多用のギター・スタイルに注目が集まった事に応えたものだと思います。

サウンド・バリエーションも豊富だし、結構、良いギターだと思うのですが・・・人気が出ずに1983年に製造中止となってしまいました。
おそらく、重いのと、価格が少し高いのが難点だったものと思われますが・・・今では、意外と安価で手に入ります。

ちなみに、1982年当時の価格は、
 アニヴァーサリー・ストラトキャスター \240,000
 ヴィンテージ・ストラトキャスター \285,000
 ゴールド・ストラト \285,000
 ザ・ストラト \295,000
 ウォルナット・ストラトキャスター \380,000
となっています。

イメージ 1
フェンダー ザ・ストラト 1980年製

イメージ 2
フェンダー アニヴァーサリー・ストラトキャスター 1980年製