前回はバングラディッシュのコンサートについて書きました。
ジョージ・ハリソンが弾いていた白いストラトキャスターは、ワンピース・メイプル・ネックだけど、3プライのピックガードという組み合わせなので・・・クラプトンのブラッキーの片割れという推測もあるようですけど、ちょっと違うみたいです。
今月号のギター・マガジンはストラトキャスターの特集で、ブラッキーについても書かれていました。
1970年11月にバディ・エモンズのギター・ショップで1956年から1957年のストラトキャスター6本購入したという事なので・・・やはり、ジョージ・ハリソンの白いストラトキャスターは違うみたいですね。
なお、この時の6本の購入金額が1本100ドルから150ドルだったそうで・・・昨今のヴィンテージのストラトキャスターの価格高騰が信じられません。
1970年のストラトキャスターの新品価格は385ドルだったので、単なる中古扱いだったのが判ります。
ちなみに、1970年の日本での新品価格は¥197,000・・・大学初任給が4万円の時代の話です。
そういえば、ギターマガジンの特集を見て気づいたのですが、前半の日本のプロギタリストが愛用しているストラトは、高中正義氏以外の10人中9人がローズ指板・・・これに対して、後半の海外のギタリストの伝説に残るストラトキャスターは、10本中4本がローズ指板です。
もちろん、個人の好みもあると思いますが・・・メイプルネックの方が線が細い感じで、しっかり弾かないとボロが分かり易いという点も影響しているかもしれません。
ちなみに、私はコレクターだからボロが出るとか気にしないため、メイプルネックとローズ指板のどちらも好きです。
若かった頃は、クラプトンやジミヘンの影響があって、メイプルネックの方が評価が高かったような記憶があります。
その後、スラブボードが音の太さから人気が出て、その後ラウンド貼りも人気が高まりました。
現在、調べてみると、1960年代までのヴィンテージは軒並み200万円以上・・・ちょっと前まで100万円以下もあったのに・・・もう手が出ません。
昔、アレコレ購入しておいた物を紹介します・・・今購入するとしたら、一体いくらになるんだろう?
アッシュ・ボディ、メイプル・ネック 元ラリー・カールトン所有機です。
アルダー・ボディ、メイプルネック アノダイズド・ピックガードは交換、バーガーディン・ミストが変色して茶色になっています。
スラブボード
貼りメイプル・スモールヘッド
ラウンド貼り、フェイスタレッド・リフィニッシュ
ラージヘッド
下地がブラックのマルチ・レイヤー
レイクプラシッド・ブルー