テレキャスターの魅力

今日も暑かったので、家でDVDを視てすごしました。

視たのは、先日ロビー・ロバートソンが亡くなったので、ザ・バンドの「ラスト・ワルツー特別編-」です。

映画が公開されたとき、友達と観に行ったのを思い出しました。

当時は、60年代ロックの終焉を象徴するみたいな事を言われていましたけど・・・昨今、当時のベテラン・ミュージシャンが相次いで亡くなっているので、明らかに時代は変わっていますね。

 

ところで、このDVDのジャケット・・・何故かテレキャスターが描かれています。

ロビー・ローバートソンも、ボブ・ディランも、エリック・クラプトンも、ロン・ウッドストラトキャスターを使っていたので、ちょっと不思議です。

テレキャスターの素朴で質実剛健なイメージがザ・バンドと重なったのかもしれません。

 

そういえば、今月号のギター・マガジンは「いとしのテレキャスター」という特集でした。

私も、テレキャスターは好きですが・・・ストラトキャスターレスポールほどではありません。

所有する本数も、ストラトキャスターレスポールよりは少ないですけど・・・大好きなファイヤーバードよりは多いです。

考えてみると、テレキャスターの本数が多いのはバリエーションが豊富なのが原因みたいです。

バリエーションによる違いを考慮すると、ギター・マガジンンのように50年代のブラックガードとハムバッカー搭載のシンラインを同列で魅力について述べるのは、ちょっと無理があるように思えます。

 

ギブソンレスポールは明らかにフルアコの進化系ですが、テレキャスターはスティールギターから進化したのが特徴だと思っています。

ギターマガジンの記事でも書かれていますが、同時代のスティールギターと共通する点が多いです。

で、キモとなるのは、スティールギターから応用したリアのピックアップとブリッジの構造です。

 

こう考えると、何故1ピックアップのモデルが、他のギターはフロントのみなのに、リアのみなのか?なのが判ります。

(ハムバッカーに交換するのもフロントばかりで、リアに手を付けないケースが多い)

 

ハムバッカー搭載のシンラインが問題なのは、フルアコの影響でボディが空洞(オールローズ等も同じ)だからではなく、リア・ピックアップとブリッジ構造がスティール・ギター由来でなくなったからです。

テレキャスター・デラックスも同様)

このため、明らかにテレキャスターらしくないのです。

(シングルコイルのシンラインはテレキャスターらしい)

 

テレキャスターのブリッジ・プレートって、手にあたって少し弾きづらいのですけど、これが大事なのです。

ちなみに、6ウェイブリッジに交換するだけでも音が変わります。

私も、一旦6ウェイに交換したけど、元に戻しました。

イントネーションよりも音を大事にするか?で悩みますね。

 

フェンダー テレキャスター 1953年製

フェンダー スティールギター ホワイト 1965年製

 

フェンダー テレキャスター シンライン 1969年製

 

フェンダー テレキャスター シンライン 1973年製

フェンダー テレキャスター デラックス 1973年製