昨日は、ラウンド貼りネックのフェンダー・ギターについて書きました。
スラブボードほど音が太くないですが、その分、使える音楽のジャンルの幅が広いように思います。
ギターは作られた時代に流行っていた音楽の音がする、とよく言われますが・・・これは、流行の音楽に合うように製作側も仕様を変えていたのも要因だと考えられます。
ハードな音楽が流行り、コンサートも大会場で演奏されるようになった1970年代・・・それに対応するように、フェンダーのギターはアッシュなど固く重い木材で作られるようになります。
一説には、サスティーンを重視したともいわれますが・・・大音量で歪ませた音でも、音の輪郭が潰れないように対応したためだと考えられます。
そういえば、テレキャスター・シンラインなどのように、ハムバッカーを搭載したモデルも登場しますが・・・ギブソンのPAFのようなウォームなサウンドのピックアップと違って、結構、固めなサウンドのハムバッカーです。
そういえば、1970年代の終わりにはヴィンテージ・ギターが見直されるようになり、1979年に発表されたアニバーサリー・ストラトキャスターでは、4点止めが復活しています。