テレキャスター

昨日は、エピフォンのセミアコのフィニッシュについて書きました。
エピフォンのサンバーストはボディの外周を縫っていて、ギブソンの様にホーン部を塗りつぶしていないのが特徴です。

ここのところ、ストラトキャスターレスポールセミアコと書いてきたので、今日は、フェンダーテレキャスターにでもしようかと思っているのですが・・・参考になるほどのギターを持っていないので、あまり期待しないでください。

テレキャスターといえば、真っ先に頭に浮かぶのはブロンド・フィニッシュでしょう。
先日、ストラトキャスターの時も書きましたが・・・ブロンド・フィニッシュとは、メイプルのような白木の木材を真似て、木目が透けて見えるホワイト・フィニッシュをしたものを言います。

このため、ブロンド・フィニッシュでは、木目がはっきりしているアッシュ材が使われていますが、カスタムカラーの物は、木目が見えないのでアルダー材が使われます。

また、初期のブロンド・フィニッシュはあめ色に変色して、バタースコッチ・ブロンドと言われるようになりますが・・・1955年頃には、塗料が変更されて、黄ばまないようになります。
もっとも、個体によっては、日に焼けてかなり黄ばんだ物も見かけます。

ちなみに、テレキャスターというとナチュラル・フィニッシュも頭に浮かびますが、標準色になったのは70年代になってからです。

テレキャスター・カスタムは、ボディ・バインディングとサンバーストが特徴でしたが、70年代初めにモデルチェンジしてハムバッカーを搭載してからは、ブラックやナチュラル等も標準色になります。
また、テレキャスター・デラックスは、新色のウォルナットをイメージカラーとして、1972年末に登場します。
そして、シンラインは、ナチュラルが標準色で、一目でマホガニー材とアッシュ材の違いが判るようになっていました。

ストラトキャスター同様に、どの機種のテレキャスターでも、70年代半ば以降は、様々なフィニッシュのギターが手に入りやすくなりました。

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黄ばなくなったブロンドフィニッシュ

日に焼けて黄ばんだブロンド・フィニッシュ
貼りメイプルでビグスビー搭載

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フェンダーエスクワイヤー 1961年製
りフィニッシュ、いわゆる剥ぎナチュラル・フィニッシュ
テレキャスター仕様にフロントPUを増設した、スラブボード指板

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フェンダー テレキャスター・カスタム 1973年製
テレキャスター・デラックス同様のウォルナット・フィニッシュ アルダー・ボディ

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テレキャスター・デラックス 1973年製
ウォルナット・フィニッシュ アッシュ・ボディ

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テレキャスター・シンライン 1973年製
ナチュラル・フィニッシュ アッシュ・ボディ