エピフォンのセミアコ

昨日は、ギブソンセミアコのフィニッシュについて書きました。
ギブソンセミアコの標準カラーといえば、サンバーストとチェリー・レッドの2種類があります。

今日は、ギブソンの姉妹ブランドであるエピフォンのセミアコについて書きます。
エピフォンのセミアコの標準カラーもサンバーストとチェリー・レッドがありますが・・・・ギブソンと違って、チェリー・レッドは数が少なく、サンバーストの方が良く目にします。

エピフォンのサンバーストは、ギブソンと異なり、ボディの外周にそって塗られており、ギブソンの様にホーン部分を塗りつぶしてはいません。

ギブソン同様に、50年代には、ブロンド(ナチュラル)フィニッシュもありましたが・・・エピフォンの各モデルは登場が遅かったので、シェラトンのみに存在します。
ちなみに、当初、シェラトンはES335のエピフォン版として1958年に登場しており、ES355やES345よりも先になります。
豪華な仕様なので、現在は、ES355のエピフォン版的な位置づけとなっていますが・・・良く見ると、指板はエボニー製でなくローズウッド製です。

また、初期のシェラトンのピックアップはニューヨーク・エピフォン時代の物を搭載しており、1962年頃にミニハムバッカーに変更されています。
これに対して、リビエラは1962年に登場しており、最初からミニハムバッカーでした。

一方、カジノは1961年に登場しており・・・ご存知だと思いますが、有名なジョン・レノンナチュラルのカジノは、塗装を剥いだもので・・・本来、存在しないフィニッシュなのですが・・・リイシュー製品では、標準色となっています。

ちなみに、一般に、ギブソン・ブランドの機種の方が高価で取引されますが・・・カジノに限って、ビートルズの使用で人気があるため、ES330よりも高価で取引されています。
拘らなければ、ES330でも、ほとんどサウンドに違いはありません。

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エピフォン シェラトン 1968年製
アイスティー・バースト オプションのビグスビー付き

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エピフォン リビエラ 1967年製
カスタムカラーのスパークル・バーガンディ・フィニッシュ

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エピフォン リビエラ12 1967年製
通常のサンバースト・フィニッシュの12弦モデル

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エピフォン カジノ 1966年製
サンバースト
ジョン・レノンの1965年製は高価なので、1年後のモデル

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エピフォン・ジャパン カジノ 1996年製
東京の楽器店Withの企画で製造された、ジョン・レノン仕様のナチュラル・フィニッシュ