ところが、所有ギターを調べてみると、近年に作られたストラトキャスターは、どれもサンバーストではありませんでした。
そういえば、70年代ごろから、ナチュラルやホワイトなどスタンダードカラーの種類が増えて、そもそものサンバーストは数が少なくなっていて、それ以外のカスタムカラーも珍しくないような感じになっています。
このため、少し、カスタムカラーの有難味が薄れたような感じでしょうか?
もっとも、カスタムカラーとサンバーストで音が違う訳でもないのですが・・・オールドの場合、カスタムカラーの数が少ないため、高価で取引されるようになります。
ここいらへんは、見た目の違いに、どれだけ価値を見出すかによって、個人差があるのでしょう。
私の場合、所有するオールドのストラトキャスターはサンバーストです。
ちなみに、カスタムカラーのブロンドだけは、アルダー・ボディの時期にも、一貫してアッシュを使っているので、見た目だけでなくサウンドにも違いがあります。
ご存知だと思いますが、ブロンドとは、本来メイプルのような白木の物を指しますが、白木でない木材をそれっぽく見せかけるように、木目の透けて見える白い塗装をしたものもブロンドと言います。
60年代後半に下地塗装が変わり、木目が透けにくくなるので、時々、ブロンド・フィニッシュと黄ばんだホワイト・フィニッシュを混同している場合があるため、注意が必要です。
これはホワイトとシルバーが標準色でした