今日は、六本木にある国立新美術館に全日本アートサロン絵画大賞展を見に行きました。
昨年暮れにも書きましたように、1点入選したのです。
(残念ながら、もう1点は落選)
ここのところ、母の入院でバタバタしていたので、ちょっと気晴らしになりました。
ものすごく上手い人から、下手だけど個性のある人まで、バリエーション豊富で、なかなか興味深かったです。
もっとも、時間に余裕が無いのは相変わらずなので・・・じっくり見ることは出来ません。
ざっと一巡りしただけで、帰ってきました。
で、肝心の私の作品ですが・・・会場の奥の方で、3段で展示してある上の段だったので、目立たなかったです。
まぁ、作品にもよりますけど・・・普通は、天井近くにあるより、真ん中の段に展示してある方が、目に入りやすいですね。
おまけに、今回の私の作品は、落ち着いた色合いで、そもそも目立たないのです。
じっくりと見てもらえれば、良さが分かるのになぁ・・・なんて、つい思ってしまいました・・・って、そんなに大した絵でもないのですが・・・
そう考えると、今日は、ざっと一巡りしたのだけなので・・・実は、じっくり見れば良さが分かる絵を沢山見逃したのかもしれません。
今後は、もっと人目を引きやすい事も考慮して、描かなければいけませんね。
私の作品は「晩秋」というタイトルで・・・ベンチの存在感と、秋の空気感が感じられるように描こうとしました。
ちなみに、ベンチに置かれた本は「失われた時を求めて」です。
なんとなく、私の秋のイメージは追憶って感じなのです。
これが、春のイメージだと希望とか将来なのですが・・・
今、あらためて絵を見ると、ベンチに座っていた人が、ふいに居なくなってしまったようにも感じられて・・・母が入院してしまう事を、予見していたみたいな気がしました。
「晩秋」