今日は、東京都美術館の「印象派 モネからアメリカへ」展を観に行き、その後、国立新美術館へ「アートサロン絵画大賞展」を観に行きました。
「印象派」展は、一応、モネの「睡蓮」とかもあったけど印象派の作品自体は少なく、影響を受けた日本やアメリカの画家の作品が多かったです。
印象派以前のコロー等のバルビゾン派の作品やセザンヌのような後期印象派もありました。
そもそも、写真や浮世絵の影響により、それまでの写実的な絵画と違った表現や構図となり、チューブ入り絵の具の登場により屋外での制作が可能となったのですが・・・陽の移り変わりにより見え方が変わるため短時間での制作、素早いタッチでチューブから出した絵の具を混色せず、そのまま使った筆触分割等が印象派の特徴なのですが・・・
いわゆる、光の移り変わりをとらえたような印象派特有の作品はほとんどありませんでした。
印象派に影響を与えたのが浮世絵なのに、日本の画家が印象派の作風を真似しているのは面白いですけど・・・真似だけで終わっているようで、ちょっと残念です。
アメリカの画家では、チャイルド・ハッサムの作品「コロンバス大通り、雨の日」と「朝食室、冬の朝、ニューヨーク」が良かったです。
あと、ジョン・シンガー・サージェントの「ゴルフ島のオレンジの木々」という作品、描き方や鮮やかな色使いが、後のホアキン・トレンツ・リャドを連想させました。
その後、私の作品が2点出展してあるので「アートサロン絵画大賞展」を観に行きました。
今回は抽象画にチャレンジして、元号の「令」と「和」のイメージを描いてみました。
応募した後、もし片方が選外になったら意味が分からなくなると心配したのですけど・・・無事、両方とも入選しました。
さらに、係の人も気を使ってくれたのか上下に並べて展示してくれたので良かったです。感謝
まあ、他の人の力作に混じってると、目立たない作品なので気づかない人が多いかな?