自己評価

上野の森美術館の「日本の自然を描く展」へ応募する作品を発送しました。
連休で、ぼーっとしていたら、委託搬入の期日が5月5日だったので、あわてて宅急便に集荷依頼したのです。

ここのところ、絵を描くのにあまり時間がとれないので、夏場はこの「日本の自然を描く展」、冬場は「全日本アートサロン絵画大賞展」の二つに絞って、応募しています。
というか、この二つの展覧会は、毎回出展しているので、何もしなくても応募用紙が送られてくるのと同時に仮登録されているという状況で・・・何も考えずに、そのまま、応募しているのです。

この二つの展覧会は、手続きが似ているだけでなく、私のようなアマチュアでも入選しやすく、有名な美術館(全日本アートサロン大賞展は国立新美術館)に展示されるという点でも似ています。
このため、詳しくない人に、私の作品があの美術館に出展されていると言うと、凄いと勘違いして貰えます。

3月の終わりごろ、このブログに何回か桜の写真を載せたのですが・・・今回、応募した作品は、桜を描いた普通の風景画です。
日本人なら、一度は桜を描かなければ、という気がしたのと、「日本の自然を描く展」という展覧会名にもふさわしいように思ったからです。

でも、結構、難しかったですね。
なかなか、桜の持つ雰囲気が出なくて、苦労しました。
それに、大勢の人が桜を描いているので、自分なりの特色を出しづらいのも難点です。
まぁ、自分としては、そこそこ描けたと思っているのですが・・・描くのが面白かったので、多くを望んではいけないですね。

ギターの演奏では、あいつは俺と同じぐらい弾けると思ったら、相手の方が上手い、俺より上手いと思ったら、自分よりかなり上手い、自分より少し下手だと思ったら、自分と同程度、と思えと言われます。
確かに、録音したものを冷静に聴き比べると、その言葉は当たっているので、どうも、無意識のうちに自分に甘く評価してしまうようです。

絵の場合も、けっこう自信があった作品が、会場で展示してあるのを見ると、他の作品とそんなに差がない事が多いように思います。
そんな訳で、今回応募した作品は、今一つ自信が無いので、ちょっと心配です。