今日は憲法記念日でが・・・テレビのニュースで、ゴールデン・ウィークで賑わっている盛り場で若者に「今日は何の日?」と訊いていましたが、意外と知らない人が多いですね。
もっとも、安全保障関連法などの影響で、憲法に興味を持つ人が増えているという調査結果もあるようです。
中国の故事かなんかで、徳政をひいていた国の民衆が、天子なんているのか判らない、と言う話がありましたが・・・憲法について、興味を持つ人が少なかったという事は、それだけ憲法が上手く機能していたという事のように思えます。
実は、天気が良かったので外出したのですが・・・前を歩いていた二人組の若い娘が憲法の話をしていたのをつい聞いてしまいました
「憲法って何か知っている?」
「え~、判んない・・・憲法と法律って違うの?」
・・・思わずズッコケそうになりました。
「へぇ~、そうなんだ」
池上彰がそんな事言ったのでしょうか?ちょっと違うような気がします。
ウィキペディアによると「憲法(けんぽう)とは、国家の組織や権限、統治の根本規範(法)となる基本原理・原則を定めた法規範をいう」とありますが・・・国家の組織や権限、統治は、別に政治家に限った訳ではありません。
官僚や公務員もいますし・・・主権を持っているのは国民なので、国民も無関係ではありません。
憲法は誰の物なのでしょうか?
政治家向けだから、無関係なんて勘違いしないで欲しいです。
憲法序文
「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」
さらに余談・・・・憲法は古いという人がいますが、日本の法律には、もっと古い法律は沢山あります。
昔、教授が言っていましたが、法律の条文でカタカナで書かれているのは古いです。
だから、ざっと六法全書でも見れば、カタカナの条文がどれだけあるか、驚くと思います。
そして、日本国憲法の条文はひらがなで書かれているので、そんなに古くないのが判ると思います。