直接搬入

先日、公募展に応募するため作品を発送した事を書きました。
最近は、介護などで時間が無いので、アマチュアでも入選できる公募展に、夏と冬の2回だけ応募しています。

以前は、時間的に余裕があったので、他の公募展にもいくつか応募したことがあります。
作品の搬入も、平日に休みを取って直接搬入していたのですが・・・現在は、親の関係でほとんど有給休暇を使ってしまうので、宅急便を使った委託搬入にしています。

今にして思うと、直接搬入って、独特な雰囲気がありますね。
私の場合、電車で作品を運んでいたのですが、受付場所に近づくと、キャンバスバッグを持った人をちらほら目にするようになり、ああ、この人も応募するんだろうな?という感じで、ライバルという訳ではないのですけど、気になります。

会場でバッグから作品を出すときも、ちょっと気になり、へぇ~この人は、こんな絵を描くんだなんて思います。
で、いざ自分が出すときは、周りから注目されているような気がして、ちょっと気恥ずかしい思いをします。
見ていると、結構、上手い人も多いので・・・それまで自分の絵に自信があったのに、ちょっと気弱になったりしてました。

一方、搬出の時は、他の人に見られないように、さっさとバッグに入れて持ち帰ってしまうので、周りの人を気にする事もありません。
特に、落選したときなんて、いかに早く持ち帰るか?しか考えていませんで・・・別に悪い事をした訳でもないのに、コソコソと持ち帰っていました。

そういえば、出展した作品の販売もしている公募展がありまして、作品が売れた場合には、受け取りに行かなくても良いように事前に連絡があるのですが・・・何故か、搬出の時に取りに行ったら、連絡漏れで、絵が売れていた事がありました。
会場で、関係者にその旨を告げられ、空のキャンバスバッグを持ち帰ったのですけど・・・他の出展者から羨ましそうに見られて、ちょっと誇らしいけど何故か恥ずかしい思いをしたことがありました。