全日本アートサロン絵画大賞展の絵

先日も書きましたが、第25回全日本アートサロン絵画大賞展に入選しました。
で、今朝、自分の絵を国立新美術館へ見に行ってきました。

バタバタしていて、応募する前に写真を撮るのを忘れていたので、今日は、このブログに載せようと思って、展示してある絵を撮影してきました。

混雑している時に自分の絵を撮影するのは恥ずかしいので、朝早くから行ったのですが・・・開場前に美術館に着いてしまい、しばらくベンチに座り外の景色を見ながら待ってから会場に入りました。
で、とりあえず自分の絵が展示してあるところに直行し、誰も来ていないうちに無事に撮影してから、他の方の作品をじっくり見て周ったのです。

ということで、入選した絵を紹介します。

イメージ 1
「廃業」

イメージ 2
「遠雷」

先日も書きましたが、私は全ての物に魂が宿っているというアニミズムを信じています。
だから、古いシャッターや消火器にも健気さを感じて「ご苦労様」と言いたい気持ちを、絵に表したのです。
もちろん、一緒に描きこんだタンポポ朝顔にも健気さを感じています。

絵を描いていると、いつのまにか絵に魂が宿るような気がすることがありますが・・・今回も、そんな気になりました。
(まだまだ描画力は未熟なので、自分が魂を吹き込んでいるなんて事では、けっしてありません)

で、絵がこう描いて欲しいと言っているような気がして、当初のイメージと変わった部分があります。

「遠雷」は、もともと普通の明るい青空で、フェンスの向こう側には風景を描く予定だったのですが、なんとなく雷が見えたような気がしたので、風景は省略して空を暗くし雷を描きこんだのです。
もちろん、「遠雷」というタイトルは後からつけました。

「廃業」の方は、ほとんど当初のイメージと変わっていませんけど・・・
SHUT DOWNの文字はスプレーで書かれたように描くつもりだったのですが、下書きのつもりで薄く描いた文字が自然にひび割れたので、わざとひび割れを強調して、ペンキが垂れたような感じに描きました。

もちろん、両方とも当初のイメージよりも良くなったと思っています。
というか、あるべき姿になったような感じでしょうか・・・