Midjourneyは電気羊の夢をみるかも

今年も上野の森美術館で開催されている「日本の自然を描く展」に入選したので、観に行ってきました。

入選した作品の写真を撮ろうと思っていたのですけど、人通りが多い場所に展示されていたので、諦めました。

今年は、シュールレアリスム的な絵を描いてみましたが・・・実は、大した出来栄えでは無いので、どうでも良かったのです。

 

さて、巷ではAIが絵を描くMidjourneyというサービスが話題です。

英語でお題を与えると1分程度で完成度の高い絵を描いてしまうので、イラストレーターが廃業するといった話もあります。

 

出来上がった作品を検索してみると、人物は今一つワンパターンな感じですが、幻想的な風景はプロでもかなわない感じです。

そのせいか、背景をMidjourneyで描いて、手前に人物等キャラクターを描きこむ人も多いです。

 

SF的な作品、写真の様な風景や静物作品、それに私の好きなシュールレアリスム的な作品も多いです。

もっとも、作品の傾向が偏っているのは、基のプログラムを作った人の好みや、AIを使って絵を描く事にチャレンジするような新しもの好きな人の好みも反映しているのでしょう。

 

現在は得手不得手があるようですが・・・AIなので、さらに多くの画家の作品を学習させれば、色々なジャンルの作風もできるようになると思います。

つまり、今はMidjourneyの描いた作品を観て安心している画家も、将来はどうなるか判りません。

AIの登場で仕事が奪われるなんていう未来予想では、芸術家の様な領域は安泰だなんて言われていましたが、あっという間に安心できない時代になってしまいました。

 

もっとも、画家の職業は奪われるかもしれませんが・・・私の様な日曜画家の絵を描く楽しみを奪う事はできません。

将来は、テクニックを使って描かれた作品より、楽しんで描いたか等、感情が感じられる作品というのが、AIと差別化する評価の基準になるかもしれませんね。