ちむどんどんは喜劇?

先週、4回目のワクチン接種した事を書きましたが・・・予想通り翌日は副反応が、注射した腕が痛い、発熱、頭痛・・・3回目よりも頭痛がひどく、おまけに喉がひどく痛かったです。

あれ、副反応に喉が痛いなんて無いぞ・・・ひょっとしたら、接種会場で新型コロナに感染したか?と心配しましたが・・・よく考えると、会場から帰る時にびしょ濡れになったので、風邪をひいたようで・・・頭痛が激しいのも副反応との相乗効果だったみたいです。

 

さて、NHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」の批判が激しいようで、政治家まで批判に参加したようです。

以前も書きましたが、在宅勤務になったので番組を視ていますが・・・私は、そんなにひどい内容だとは感じません。

どうも、批判の内容は、あら捜しみたいな些細な事も取り上げているようで・・・皆さん、それだけ真剣に視ているのでしょうか?番組に対する期待の裏返しなのかもしれません。

もちろん、コロナで外出ができない環境も影響しているかもしれません。

 

私の場合、この作品は喜劇の要素が強いと認識しているのですが・・・だから、そんなアホなという事件が次々と起こっても、なんら不思議に思いません。

主人公が鈍感なのも喜劇の定番(ミステリーの主人公が敏感なのも定番)、だから、感情移入できないのは当然です。

批判している人は、喜劇だという認識が薄いのではないでしょうか?

喜劇と思いにくい要素は、美男美女の役者を揃えたところで・・・彼らに期待する事自体が無理なのですが、コミカルな演技が中途半端に感じられます。

 

例えば、暢子と和彦の披露宴に、暢子振られた智が無理やり会場に担ぎ込まれてスピーチもしなければならないシーンですが・・・本来ならば、「なんでこなるの」といった笑いを誘うはずが、同情を買う形になりました。

智は、暢子が東京に行くと自分も東京に行き、本人に確認もせずに暢子の母に結婚承諾を得ようとすようなストーカー的な面があり、一部には怖いと感じる人もいたようで・・・本来は、もっと軽薄な感じに演ずるべき人物のように思います・・・例えば、暢子の姉にドタキャンでふられた喜納金吾さんにも通じる軽薄なキャラクターの演技だったら・・・ストーカー的で怖く思われたり、披露宴で同情を買う事もなかったはず。

 

他にも、仲間由紀恵さんは、とぼけた感じが今一つなので、単に世間知らずの親馬鹿みたいな感じだし・・・可愛い黒島結菜ちゃんも、とぼけた感じが今一つなので、単なる鈍感みたいに感じてしまいます。

 

その点、歌子を追いかける片桐はいりさんの演技とか、公衆電話から電話する暢子のために10円玉を集めてまわる片岡鶴太郎さんの演技なんかは、さすがにツボを押さえたコミカルさだったと思います。

 

某政治家は、「俳優の皆さんは立派に演じられていますが、脚本の論理性が崩壊しています。」と言っているそうですが・・・私は、逆に役者の演技が脚本の意図を判りにくくさせているように感じます。