ブラック・ジュビリー

音楽雑誌を見ていて、ふと気づいたのですが、今年はマーシャル・アンプの創立55周年なのですね。
25周年記念のシルバー・ジュビリーが発表されたのが1987年・・・あれから30年も経ったのですね。

シルバー・ジュビリーは名機JCM800をベースにしていましたが・・・100Wモデルの2555は、100Wと50Wの切り替えSW付・・・・50Wの2550は、50Wと25Wの切り替えができるようになっていました。

そんなわけで、JCM800よりこちらの方が好きだというミュージシャンも多くいます。
特に、スラッシュは、自身のシグネーチャー・モデルを作るときに、この100Wのモデルを希望・・・その結果、出来上がったのが2555SLなのですが・・・中身は、ほとんど同じだそうで、リイシューと言っても良さそうな感じです。

限定発売されたシルバー・ジュビリーは当時から人気が高かったため、翌年以降も、銀色のカバーリングを通常の黒色に変えて、販売が続けられたのです。
公式にはカスタム・シリーズとされていたのですが・・・その外観から、ブラック・ジュビリーと呼ばれています。
こちらも、すぐにJCM900が登場した事により、生産台数は多くはありません。

で、現在は、シルバー・ジュビリーに比べて、中身は同じなのに、安い価格で取引されているのです。

私は、年代的に、JCM800系の音が好きなので・・・ちょっと変わった、このブラック・ジュビリーを所有しています。
最近のハイ・ゲインのアンプに比べれば、歪まないし・・・もちろん、クラスAとかのように、クリーン・サウンドが綺麗な訳でもありません・・・使い勝手もそんなに良くないのですけど・・・好きなアンプです。

イメージ 1
マーシャル JCM100/50 モデル2555