ブルースブレーカー

先日、ミュージックマンの110RDfiftyというコンボ・アンプについて書きました。
若い頃、安く購入したのですが・・・コンパクトながら50Wあり、使い勝手が良いうえに、サウンドも良いので気に入っています。

やはり若い頃に購入して気に入り、今でも使っているアンプがあと二つあります。
一つは、シルバーフェースのフェンダー・デラックス・リヴァーヴで、もう一つがマーシャルの2103というコンボです。

この2103は、いわゆるJMPのマスターボリューム付き100Wである2203ヘッドをそのまま内蔵してコンボにしたものです。
お店には、2203のスタックも置いてあり、両者を試奏したらこちらの方が音が良かったので購入したのです。
後で知ったのですが・・・当時、輸入されていた2203はアメリカ仕様であり、2103はイギリス仕様だったので、音に違いがありました。

もう一つの購入した動機として、スタックだと大きすぎると思ったのですが・・・2103もコンボとしては大きく重いため、ほとんど持ち運びできなかったので、あまり関係はなかったですね。
もっとも、当時は大型のコンボのマーシャルは、ほとんど無かったので、珍しがられました。

その後、エリック・クラプトンジョン・メイオール&ブルース・ブレーカーズの伝説のbeanoアルバムで使用したマーシャルが、コンボだった事を知り・・・2103も、その流れを引いているようで、ちょっぴり嬉しく感じました。

さて、そのエリック・クラプトンが使用した1962コンボは、1990年代にブルースブレーカー・コンボとしてリイシューされて、見事にサウンドを再現していたため、ヒット商品となりました。
このアンプ、確かに、サウンド・クオリティは良いのですが・・・音量をかなり上げても、ほとんど歪まないのが難点で・・・通常使うには、アッテネーターというよりもエフェクターが必要となります。
もっとも、2203のようにマスター・ボリュームが付く以前のマーシャル・アンプは、ファズのようなエフェクターで歪ますのが当たり前だったのですから、それで良いのかもしれません。

ところで、このブルースブレーカー・コンボ・・・資料によっては、出力が30Wと書いてあったり、50Wと書いてあるものもあり・・・中には、45Wと書いてあるものもあります。
はたして、どれが正しいのでしょうか?・・・ちなみに、シャーシには、50W TREMOLOと書いてあります。
おそらく、45Wというのは、1962の前身となったJTM45と混同したのでしょう・・・いづれにしても、自宅で鳴らすには、音がでかいですね。

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マーシャル 2103

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マーシャル 1962 ブルースブレーカー