ampeg ダイヤモンド・ブルー・シリーズ

昨日は、Peaveyトランジスタ・アンプのBanditとエディー・ヴァンヘイレンのシグネーチャー・アンプの5150を紹介しました。
Banditはコストパフォーマンスが高いベストセラーで、5150はハイゲインのはしりとなったアンプでした。

1990年代は、5150やメサ・ブギーのRectifire等によりハイゲイン・アンプがヒットしましたが・・・一方では、古いアンプの復刻版も注目を浴びました。

今日は、そんな復刻版の一種である、ampegのダイヤモンドブルーというシリーズのコンボ・アンプを紹介します。

このダイヤモンドブルーというのは、アンプの外装に使われた、ひし形の模様がついたダーク・ブルー色のカバーリングに由来します。

最初に購入したのはロケットといわれるタイプのJ-12Rという小型のアンプです。
1960年代のオリジナルは真空管が7591×2で30Wでしたが、リイシューはお馴染みのEL84×2で15Wとなっています。
でも、インプットがギターの他にアコーディオンがあるなど、雰囲気はよく再現しています。

EL84×2というと、先日紹介したメサ・ブギーのSubway Bluesと同じですが・・・こちらはampegらしいパリッとしたサウンドが特徴です。

このJ-12Rが結構良かったので、上位機種のリヴァーブ・ロケットR-12Rというモデルも購入しました。
こちらは、オリジナルではJ-12Rにリヴァーブを搭載したものなのですが・・・リイシューは真空管に6V6GTを使って出力50Wにしたものになっています。
コントロールも現代的な3ボリュームで、フットスイッチによるチャンネル切り替え式となり、使い勝手は向上しているのですが・・・サウンド的には、J-12Rの方が好みです。

ちなみに、昔ながらのシンプルな1ボリュームで出力50WのSJ-12Rやトレモロ付きのSJ-12Tというモデルも存在しました。

また、このダイヤモンドブルー・シリーズにはベース・アンプとして100WのB-100Rと50WのB-50Rという、1960年代には存在しないモデルも用意されていました。
こちらは、トランジスタなのですが、定評のあるampegのベース・アンプのサウンドがします。

いずれも、サウンド的には文句のないアンプなので、ステージに、このダイヤモンドブルー・シリーズのアンプを並べたら、カッコイイのではないか?なんて思っています。

イメージ 1
ampeg J-12R 1990年代後半

イメージ 2
ampeg R-12R 1990年代後半

イメージ 3
ampeg B-100R 2000年頃