Polytone Mini-Brute

昨日は、ボストンのギタリストのトム・ショルツが作ったブランド、RockmanのA12-50というコンボ・アンプを紹介しました。
特にエフェクターとか搭載していないのに、クリーンでもディストーションでも、まさにボストンのサウンドがするアンプでした。

今日は、同じように、ワンパターンのサウンドで有名なPolytoneのMini-Bruteを紹介します。

Polytoneというと、ジャズの定番アンプで有名ですが・・・
1970年代後半には、当時超人気ジャズ・ギタリストだった、ジョージ・ベンソンが使用していたので、特に人気が高かったです。

ジョージ・ベンソンが使っていたのは、スペシャル回路搭載のGeorge Bensons 104というコンボ・アンプになります。
もっとも、この104は高価だったので、あまり出回っておらず、普及版のMini-Bruteシリーズのコンボ・アンプがベストセラーとなります。

で、私が所有するのは、Mini-BruteⅢというモデルです。
当時のカタログを見ると、Ⅰが出力80W、ⅡはⅠにリヴァーブ、サスティーン、ディストーションを組み込んだ物、Ⅲは出力100W、ⅣはⅢにリヴァーブ、サスティーン、ディストーションを組み込んだ物、Ⅴは2スピーカーで出力110Wとなっています。

基本的に、フルアコを突っ込めば、あの素晴らしいジャズ・サウンドが鳴るので、普通のジャズをやるには、エフェクター組み込みでないモデルで充分だと思います。
もちろん、フュージョンとかで、色々なサウンド・バリエーションが必要な時は、エフェクター組み込みのモデルの方が良いのですが・・・個人的には、例のジャズ・サウンドを使わないのなら、他のアンプにした方が良いと思っています。

息の長い、Mini-Bruteシリーズなのですが、前面のスポンジは劣化しやすいためか、その後、廃止されてしまいます。
また、回路についても、何度か見直されているようです。

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Polytone Mini-BruteⅢ 1980年代前半