VOX AC15TB

昨日は、マーシャルのClass5を紹介しました。
ベビー・プレキシと言うように、家でも極上のディストーションサウンドが楽しめる小型アンプです。

今日は、フェンダー、マーシャルに次ぐ地位を確立しているVOXのアンプを紹介しようと思います。
でも、以前書きましたが、クリーン・トーンはフェンダー、歪みサウンドはマーシャルが理想なので、VOXのアンプは大したものは持っていません。

今日、紹介するのは、未だイギリスで製造していた頃の、AC15TBというコンボ・アンプです。
といっても、一応made in Englandなのですが・・・VOXの商標は、70年代以降いろいろな会社を渡り歩いて、現在はKORGの傘下になっているとか・・・・この時期は、マーシャルの工場の片隅で作っていたそうで、マーシャルと共通の部品を使っているらしいです。

解説書によると、60年代のAC15のリイシューという訳ではなくて、60年代のAC30TBのプリアンプを基に設計されたもので、AC30の伝説のサウンドである、チャイムのようなクリーンな音、そして力強くスムーズなオーバードライヴ・トーンの両方を生み出せる、15WのA級クラス・アンプだそうです。

実は、60年代のAC15もAC30も弾いたことがないのですが・・・確かに、AC30系のかなり良い音がします。
当然ですが・・・同じ工場で作られて、同じ部品が使われていても、マーシャルとは明らかに違っています。

それから、マスターボリュームやリヴァーブも付いていて、使い勝手は良いのですが・・・15Wのくせに、ボディが大きくて、重たいのが難点です。
おそらく、キャビネットをしっかり頑丈に作ってあるのと、トランスも良いものを使っているのではないでしょうか。

イメージ 1
VOX AC15TB 1990年代