ミュージックマンのアンプ

先日、新たに80年ごろのミュージックマンのアンプを1台入手しました。
結構、好きなメーカーなのですが、フェンダーやマーシャルのアンプほど高価で取引きされていないのが良いですね。

最近、復刻されましたが、元祖は1972年にレオ・フェンダーにより創業され、1984年にアーニーボールに買収されて製造中止になります。
前期のアンプのモデルは、シルバー地に黒のマークのエンブレムなのですが、後期は、黒地にシルバーのマークのエンブレムになります。

ミュージックマンといえば、プリアンプがトランジスタパワーアンプ真空管というハイブリットを採用した事で有名ですが・・・前期の初期のモデルは、プッシュプルのドライバーに真空管を使っていて、音が良いです。
ちなみに、エリック・クラプトンが使用していたのも、この初期型になります。

その後は、ドライバーはトランジスタになるのですが外観には特に変化がありません・・・しかし、裏側から覗いて、左側に1本真空管があれば初期型だと判ります。

前期は、当時のフェンダー同様に、ノーマル・チャンネルとヴィブラートのチャンネルなのですが・・・後期になると、ノーマル・チャンネルとディストーション・チャンネル(もしくはフェイザー・チャンネル)をフット・スイッチで切り替えできるようになります。

そして、最後に発売されたRD50シリーズは、ノーマル・チャンネルは従来通りプリアンプがトランジスタパワーアンプ真空管のハイブリッドなのに対して、ディストーション・チャンネルは、プリアンプ、パワーアンプ共に真空管という構成になっています。

そんな詳しい事を知らずに・・・ミュージックマンのアンプが製造中止になった当時、渋谷のヤマハで110RD-fiftyという50Wコンボが格安で売られていて購入したのですが・・・今でも、一番のお気に入りアンプです。

今回、購入したのは、後期の100RDというヘッド・アンプ・・・凄く安かったので、上記の110RD-fiftyのパワー・アップ版を期待したのですが・・・ディストーション・チャンネルはプリアンプがトランジスタパワーアンプ真空管のハイブリッドなので、やはり音が今一つでした。
もっとも、ミュージックマンの音はしているし・・・所有している初期のモデルと違い、フットスイッチでチャンネルが切り替えられるのは便利なので、値段を考えれば満足しています。

イメージ 1
今回購入したミュージックマン100RD

イメージ 2
エリック・クラプトンが使っていた初期型のミュージックマンHD-130 Reverb

イメージ 3
ミュージックマン版のベースマンSixty-Five

イメージ 4
愛用のミュージックマン110RD-Fifty