マーシャルの30Wコンボ

昨日は、マーシャルのJMPコンボ(2103)を紹介しました。
これは、マスターボリューム付100WのJMPヘッド(2203)を組み込んでコンボにしたものです。

この2103コンボの音には満足したのですが、いかんせんコンボにしては巨大で重いのが難点でした。

その頃、マーシャルからLEAD12という12Wの小型トランジスタ・アンプが売り出されて、後にリトルJCMと言われるように、かなり評判となっていました。
さらに、その上位機種として30Wのトランジスタ・アンプとして、MasterLeadConbo30(5010)というのも売り出されて、こちらもJCM800の音がすると言われていました。

ある日、楽器屋に行ったら、この5010コンボの中古が売っていたので、2103コンボの大きさと重さに悩んでいて、家弾き用にLEAD12を買おうか迷っていたところだったので、即、購入しました。

もっとも、今になってみると、この5010コンボも30Wのトランジスタ・アンプにしては、かなりデカくて重いです。
どうも、それまでの上位機種と同じキャビネットの作りをしているようで、さらにトランスも良いものを搭載しているみたいです。
でも、そのおかげで、確かに音はJCM800に近い感じがしていて、現在でも評価の高いアンプとなっています。
ちなみに、リヴァーブとかは搭載していなくて、プレゼンス・コントロールが付いているのも、それまでのマーシャルっぽいです。

さて、5010コンボの歪みサウンドは良かったのですけど、使い勝手からいうと、やはりクリーン・チャンネルと切り替えができた方が嬉しいし、リヴァーブも欲しいところです。

すると、同じ30WのコンボでArtist(4203)というハイブリッド・アンプが売り出されていて、こちらはしっかりフットスイッチによるチャンネル切り替え式で、リヴァーブも付いている事を知りました。
ハイブリッドの方式もプリアンプがトランジスタパワーアンプ真空管という構成で、私の好きなミュージックマン・アンプと同じ方式・・・さらに真空管はEL34を使っています。

このArtist(4203)というコンボ・アンプ、5010コンボよりはボディが小ぶりで軽いためか、サウンドも少し軽いような気がしますが、やはりJCM800系の音がするのも嬉しい点です。
家で鳴らすには、サウンド、使い勝手も良くて、お勧めのアンプだと思うのですが・・・何故か、市場での評価は低いようです。

イメージ 1
マーシャル Master Lead Conbo 5010 1980年代前半

イメージ 2
マーシャル Artist 4203 1980年代後半