クラッシック・ギター

先日は、ギルドのアコースティック・ギターを紹介しました。
かつて、マーチンやギブソンと並んで御三家と言われただけあって、強い個性はありませんけど、良くできたギターです。

アコギ・ネタが尽きてきたので・・・今日は、クラッシック・ギターを紹介します。

正式にクラッシック・ギターを習った事は無く、教則本などで練習しているだけなのですが・・・ナイロン弦の音は、結構、好きです。
エレキやアコギほど、見た目的には違いはありませんが、作り手の個性が明確に表れ、意外とサウンドに違いがあるので・・・それほど凄い物はありませんが、いつの間にか、数本所有していました。

材質的な面でいうと、トップ材が松(スプルース)か杉(シダー)という違いがあり、サイド&バックはアコギ同様に、ハカランダ、ローズウッド、マホガニーがありますが・・・特殊なものとして、フラメンコ・ギターでは、シープレスが使われる事が多いです。

また、生産国では、スペイン製が有名で、色々なメーカーや工房がありますが・・・他にも、世界各国で、一流のギターを作られています。
お国柄がギターにも反映されているようにも感じますが・・・その意味では、クラッシックの名曲を演奏するのには、スペイン製は優れているような気がします。
やはり、普段からクラッシックの曲を聴く環境があるのと、古くからギター制作の歴史があり、ライバルが多い事が、クオリティの高いサウンドに影響しているのでしょう。

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ホセ・ラミレス 1a 1971年製
シダー・トップ、ハカランダ・サイド&バック、C-LLスタンプ
アコギのマーチンD28のように、スタンダードな存在なので、1本は所有しておきたいです
甘い音色です

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ホセ・ヤコピ 1986年製
スプルース・トップ、ハカランダ・サイド&バック 彫刻ヘッド、アルゼンチン製
逆パターン・ブレイシングで、締まったサウンド

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M.G.コントレラス C-1 1994年製
スプルース・トップ、ローズウッド・サイド&バック
コントレラスⅠ世本人制作でなく工場製ですが、左右非対称ブレイシングで音がそこそこ良い

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パラ・カサ・アーカンヘル 1978年製
スプルース・トップ、ローズウッド・サイド&バック
名工アーカンヘル・エルナンデスの監修の元、弟子(カメロ・デル・バレー)が製作したギター
師匠を彷彿とさせる音です

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レイモンド 型番、年式不明
シダー・トップ、マホガニー・サイド&バック
普段の練習用に購入した中古品、安物ですけど、意外と良い音なのは、さすがスペイン製
レイモンド社はシダー・トップの評価が高く、ラミレスの廉価版もOEMで作っているという噂がありました

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コンデ・エルマーノフ EF 1999年製
スプルース・トップ、シープレス・サイド&バック
フラメンコ・ギター名門の入門機 歯切れのよい音