昨日は、シダー材をつかったクラッシック・ギターのラミレスを紹介しました。
アコギではシダー材を使ったものはほとんどないのですが、1972年から1975年に作られたギブソンのJ100はシダーをトップに使っています。
もっとも、シンプルなデザインもあり、J200の廉価版を期待していた市場には受け入れられず、僅かに291本製作されただけでした。
しかし、ギブソンとかJ200のイメージを持たずに弾いてみれば、独自の音を持った良いギターなので、そのうち再評価されるかもしれません。
ちなみに、J200が偉大なせいか、その下位にあたるモデルは、歴代不人気で短命に終わっていますが・・・
以前紹介した、エヴァリー・ブラザース・モデルのように、その後再評価されています。
なお、製造本数は、戦前のSJ-100は僅かに138本、1951年から1959年に製造されたJ185は918本、そしてエヴァリー・ブラザース・モデルは1962年から1971年に488本製造されただけです。
さすがに、戦前のSJ100は弾いた事がありませんが・・・
J185はJ200を小ぶりにしたかんじで、音のバランスが非常に良く、こちらもお勧めのギターです。
1972年製J100 トップはシダー材
まだ、オレンジ・ラベルが使われています。
1972年製J100のオレンジラベル
オレンジ・ラベルは1970年までと言われていますが??
1951年製J185
60年代末にギブソン工場でオーバーホールされて当時のブリッジに交換されています。
1951年製J185のバック
強烈な玉目のハードメイプルです。