ネット・オークションを見ていたら、ウクレレで有名なハワイのカマカ製ギターが出品されていました。
説明文によると・・・購入したお店のオーナーの話だと「初代カマカは身内の為に10本だけギターを作り、その内の1本だと言ってました、今は10本も残って無いとの事です。」だとか・・・
実は、私もカマカ製のギターを1本所有しており、20年以上前のウクレレ・ブームの時に購入したのですけど・・・その時購入した楽器店の店員の話では、20本程度は現存しているのではないか、という事で・・・レアな存在なのは確かですね。
ちなみに、そのときは現在ネット・オークションで出品されている額の1/5程度で購入しました。
私の所有するカマカのギターは1920年代のオール・ハワイアンコア製で、弦高が高いセッティングだから、スライドギターとして使っていたようです。
同時代のワイゼンボーンに似た感じの素晴らしいサウンドがします。
そもそも、初代カマカの創業時には社名がkamaka Ukulele and Guitar Worksという名称だったように、ウクレレと同様にギターを製造販売していたので、ある程度は作られたのではないでしょうか?
ebayなんかでも、時たま出品されています。
実は、1960年代頃の2代目サム・カマカの時代にもギターを作っています。
こちらは、さらに製造本数が少ないみたいで、ebayにも滅多に出品されません。
カタログをみるとスプルース・トップでハカランダ・サイド&バックの物もあり・・・一体、どんなサウンドだったのか興味がありますが・・・残念ですが、実物はお目にかかれていません
リュートも作っていたようです。
サイド&バックがコア材のクラシック・ギターとサイド&バックがハカランダかローズウッドのクラシック・ギター、およびサイド&バックがシープレス材のフラメンコ・ギターがあったようです。