リッケンバッカーのギター

昨日はエレクトロのES-17というギターを紹介しました。
エレクトロはリッケンバッカーのサブブランドで、ES-17はモデル420とほぼ同じギターでした。

リッケンバッカービートルズ等の影響で、1960年代には人気がありましたが・・・・1970年代になってレッド・ツェッペリン等のハードロックが主流になると、ギブソンフェンダーに人気が集中するようになったため、ほとんど売れなくなってなってしまいます。

このためグレッチは1981年(メキシコ製は1983年)に廃業してしまい、ヘビメタ・ブームが去った1990年に寺田楽器製で復活するまで、製造中止状態でした。

リッケンバッカーは、そこまでひどい状況にはなりませんで、会社自体は存続しますが、製造本数は極端に少なくなってしまい、1970年代から1980年代初めに出荷されたギターには、1960年代製のボディを使ったものも存在しています。

私自身も、1970年代に青春時代を迎えたため、ギターといったらギブソンフェンダーが好みになってしまいます。
グレッチについては、かつて1967年製のカントリー・ジェントルマンを持っていましたが、今一つピンとこなかったので手放してしまい・・・最近のものは買う気になりませんので、現在は一本も持っていません。
ヴィンテージのチェット・アトキンス・ホロウボディなんかはいいなぁ・・・と、思うのですけど、高価なので、それだけ支払うなら、ギブソンフェンダーの方を買ってしまいます。

で、リッケンバッカーは同じ工場で作っているせいか、最近のモデルでもそこそこいい感じなので、楽器屋のバーゲンの時に安いものを見つけて、つい買ってしまったのを2本ほど所有しています。

一本目は、リッケンバッカーのスタンダード的なモデル330で、ルビーという色がちょっと珍しいです。
(買った当時はかなり珍しかったのですが、最近は目にするようになりました)
メタリックの赤なのですが金属の粉末を混ぜた塗料ではなく、フェンダーのキャンディアップル・レッドやギブソンのスパークリング・バーガーディイと同じように、下地の銀色(もしくは金色)に半透明の赤い塗料を塗っています。
色合いとしては、キャンディアップル・レッドより暗いかんじで、スパークリング・バーガーディよりは明るいかんじです。

もう一本は、330の上位ヴァージョンのモデル360です。
こちらは、通常のファイヤーグローなので、見た目は、いかにもリッケンバッカーといった感じです。
330はトップ側のボディ・エッジが面取りされているのが特徴で、厚い板を裏からくり抜いて、裏板で蓋をした構造なのですが・・・音的には330とそんなに変わらない気がします。

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リッケンバッカー 330 1987年製

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リッケンバッカー 360 2000年製

<参考>キャンディアップル・レッドとスパークリング・バーガーディのギター
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