リッケンバッカー本

昨日は、リッケンバッカーのギターを紹介しました。
リッケンバッカーは、ヴィンテージと同じ工場で作られていて、最近のギターでも往年の雰囲気を感じさせてくれるのが良いですね。

そういえば、リットー・ミュージック・ムックの「RICKENBACKER」というムック本に興味深い話が載っていました。

なんでも、後にリッケンバッカーの代理店リックスを経営する曾我部氏は、1980年代の初めに、リッケンバッカー320Bを購入して、ジョン・レノンの愛器との違いが気になって、リッケンバッカー社へ手紙を書いたそうです。
そうしたら、「一度遊びに来てください」という返事がきて・・・行ってみたら、倉庫に昔のパーツが大量に眠っているのを発見したそうです。

そして、曾我部氏が、ヴィンテージ・リイシュー・モデルの商品としての可能性を力説したところ、ジョン・ホール氏が興味を持って、製造にチャレンジする事になったのです。

で、プロトタイプが作られたのですが・・・それは倉庫に眠っていた古いパーツを使い、ジョン・レノンの愛器を作った職人リチャード・バークの手により製造された物でした。
曾我部氏いわく「ジョン・レノンの325と20年の時を経て作られた弟」といった感じのギターだそうです。

さらに、そのプロトタイプと同じ製造工程で、先行試作された325V63が数ロット日本で販売されたそうです。
というわけで・・・・その先行試作機が中古で安く売っていないかなぁ?と、思っているのですが・・・さすがに、そんなに上手い話はないですね。

実は、この話が載っていたムック本ですが、昔リットーミュージックが出版していたギター・グラフィック誌のアンケートに答えてプレゼントされたものなので・・・・こちらは、本当に上手い話だったのです。
だから、そんなに欲をかいてはイケませんね。

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RICKENBACKER Pioneer of the Electric Guitar」 リットーミュージック・ムック

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プレゼントされた上記ムック本に同封されていた紙面