以前も書きましたが、日本の人口は多すぎると思っているので、少子化ってそんなに大きな問題だとは思っていません。
そもそも、国土に対して人口が多いから、食糧問題、住宅問題、ごみ問題、交通渋滞などが発生するのです。
番組でも、高度成長期の父親は長時間労働で、夫の家事育児への参加が無くなってしまった、と言っていましたが・・・そもそも、資源の少ない国がこんなに経済的に豊かな暮らしをしているのに無理があると思うのです。
私の子供の頃には、夕方に雨が降り出すと、傘を持って駅で父親の帰りを待つ子供や奥さんが沢山いました。
それだけ、定時に帰宅する労働者が多かったのですが・・・経済を優先するようになって、みんな残業をするようになったので、そんな光景は見られなくなってしまいました。
以前、そもそも人類は集団で子育てをする種族なので、若い母親が周囲に相談もできずに子育ての不安を抱えているという話がありましたが・・・それも、高度経済成長期に、都市への集中、核家族化といった流れから、大家族や近所づきあいが無くなってしまったからだと思います。
番組で取り上げていた岡山県の奈義町の出生率がV字回復したのは、単に幅広いメニューを地道にやっているというだけでなく、インタビューで母親が答えていたように、奈義町なら沢山子供を産んでも安心、というように不安を解消したのが大きな要因だったように思います。