スーパー・チャンプ

昨日は、銀パネ時代のフェンダー・チャンプを紹介しました。
独特なクランチ・サウンドを持っているので、1台は持っておきたいアンプですね。

メサ・ブギーのようなアンプ・メーカーの登場により、80年代に入ると、フェンダー社は、フットスイッチによりクリーンチャンネルと歪みチャンネルを切り替える、いわゆるチャンネル切り替え式アンプを制作するようになります。

しかし、売り上げは今一つ伸びなかったようで・・・フェンダー・アンプの改造で名を上げたポール・リベラを開発スタッフに迎えて、新しいアンプ作りを始めるようになります。
そして生まれたのが、名機と言われているスーパー・チャンプです。

もっとも、スーパー・チャンプの音は、悪くはないのですが・・・そんなに素晴らしいとは思っていません。
小さい割に、チャンネル切り替え式でサウンド・バリエーションがあり、出力18Wとそこそこ大きな音が出せるので、使い勝手は良いです。
もっとも、ボディが小さいくせに、コントロールパネルに他のフェンダー・アンプと同じノブを使っているので、操作性は今一つかな?
ちょっと、期待して購入したのですが・・・正直、こんなもんか?という感じでした。

個人的には、先日紹介したミュージックマンの110RD fiftyの方が、少しボディは大きいですが、出力50Wで充分だし、サウンド的にも好みです。

なお、ポール・リベラにより同時期に発表されたコンサートというアンプも評価が高いです。
こちらは、スーパー・チャンプを大きくしたような感じで、出力は60Wあるし、音も、結構、好みなので、良く使っています。
やはり、スーパー・チャンプは小さいボディに詰め込んだ感じで、ちょっと無理があったような気がします。

イメージ 1
フェンダー スーパー・チャンプ 1980年代前半

イメージ 2
フェンダー コンサート 1980年代前半
古いコンサート・アンプやそのリイシューと違ってConcertと書いてあってAmpの文字はありません。