どうも体調が今一つで、ネタが思いつかないので、例によって楽器の事でも書きます。
という訳で、お馴染みのフェンダーの入門用アンプのベストセラーであるチャンプについてです。
タマ数が多いため、ヴィンテージのツィード期を除けば、中古市場で入手し易い価格なので、つい購入してしまいますね。
価格が安くても、他のメーカーの安いアンプには感じられない、フェンダーらしい音というのが魅力です。
というか、チャンプは、このようなシンプルな構造のアンプの標準となっているから、他のメーカーの物だとマネしているような感じがしてしまうのかもしれません。
そういえば、最初に購入したのは、1970年代のシルバーフェイスのチャンプでした。
知り合いでも、持っている人が多かったので・・・たぶん、私ぐらいの年代の人には、シルバーフェイスのチャンプを使った事がある人は多いのではないでしょうか?
その時の印象では、想像していたより音が大きいという事、出したかったクランチ・サウンドを得るのには、ちょっと近所迷惑になる位です。
その後、1960年代のブラック・フェイスのチャンプを入手したのですが・・・そんなにシルバー・フェイスと変わらないサウンドで、値段の割にガッカリした記憶があります。
その点、1950年代のツィードのチャンプは、さすが名機と言われるだけあって、小さい音から歪み始めるし、サウンドも抜群で素晴らしいです。
もっとも、さらに高価だし、かなり気分屋で、なだめすかして良い音を出すという感じで、実用的に使うには向いていません。
という訳で、他のメーカーでマネをしたツィード・チャンプもどきにも手を出す事になるのですが・・・・本物に比べれば価格が安いし、安定して良い音が出せるのですが・・・やはり、絶好調の時の本物に比べれば、今ひとつなサウンドという印象です。
画期的だったのは、1980年代のスーパーチャンプですが・・・チャンプ譲りの小型ボディで、チャンネル切り替え方式・・・使い勝手は良いと思いますが・・・シンプルなスモール・アンプのサウンドではなく、これだったら大きいアンプの方が音は良さそうという気もしなくはありません。
そういえば、少し前にアジア製で安く売っていたchampion600のリイシュー・・・実売2万円程度という驚きの低価格のくせに、結構、本格的な真空管サウンドだったので、ものすごくコストパフォーマンスが高かったですね。
なにはともあれ、どの時代のチャンプでも、愛すべきアンプですね。
ツィード期のチャンプ
ブラック・フェイスのチャンプ
シルバー・フェイスのチャンプ
シルバー・フェイスのヴァイブロ・チャンプ
スーパー・チャンプ
champion600リイシュー