ミュージックマン・アンプ

先日、ギターアンプの事を書いたときに、一番よく使うアンプはミュージックマンの110RD fiftyというコンボアンプだという事を書きました。
個人的には、ミュージックマンのアンプって、名器だったと思っていたところ、最近、ミュージックマンのアンプが復活したようで、うれしく思っています。

先日も書きましたが、この110RD fiftyというアンプなのですが、ミュージックマンがアーニーボールに買収されてアンプ製造から撤退した後、ふと立ち寄った渋谷のヤマハで新品を安く売っているのをみつけて購入したものです。

ミュージックマンといえば、レオ・フェンダーフェンダーを辞めた後に作った会社という事が有名ですが・・・そのアンプも、当時は、プロのミュージシャンの使用も多く、価格もフェンダー以上の設定で、憧れのアンプの一つでした。
エリック・クラプトンが、例のボディをカットしたエクスプローラーをミュージックマンの130HDスタックにつないだ広告も衝撃的でした。

ご存知の方も多いと思いますが、ミュージックマンのアンプは、プリアンプがトランジスタパワーアンプ真空管という形式のハイブリット・アンプというのも特徴でした。
・・・ですが、この110RD fiftyと姉妹機の112RD fiftyという、ミュージックマンが最後に発表した2つのアンプには、それまでとは違った形式が採用されています。

それは、プリアンプのクリーンchはトランジスタなのですが、歪み系のリミッタchは真空管(12AX7)で、そしてパワーアンプ真空管(6L6GC)なのです。

ちなみに、RDはリヴァーブ&ディストーションの意味で、110は10インチスピーカー1個、112は12インチスピーカー1個、そしてfiftyは出力50Wを意味しています。
なお、65W仕様のRDモデルやフェイザー内蔵のRP仕様のモデルは、普通にプリアンプの両chともトランジスタで、パワーアンプ真空管となっています。
 
このため、110RD fiftyと112RD fiftyの歪み系chの音は他機種より優れていて、アメリカン・ロック的なディストーションサウンドがします。
もちろん、クリーンchはフェンダー譲りの良い音がします。

さらに、小型で持ち運び楽なくせに、出力が50Wで充分あるし、フットSWによるチャンネル切り替え式のため、使い勝手も良いのが特徴です。


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